H. 海洋小説・物語

H. 海洋小説・物語

ホーンブロワーやジャック・オーブリー等の海洋冒険小説、クック船長やジョン万次郎の航海実話、海賊史などの正確な歴史描写と人間ドラマは、帆船用語への理解が深まり、模型製作への情熱を掻き立てます。海のロマンを楽しみながら知識を吸収できる娯楽・教養書群です。


 

No 書籍名 出版社 備考
1

ホーンブロワー・シリーズ 

早川書房

 

 『ホーンブロワーシリーズ』は、イギリスの作家セシル・スコット・フォレスターが描いた、海軍士官ホレイショ・ホーンブロワーを主人公とする海洋冒険小説シリーズです。1930年代から1950年代にかけて発表され、ナポレオン戦争期の英国海軍を舞台にした歴史的フィクションとして高い評価を受けています。リアルな航海描写と人間ドラマが融合し、読者の没入感を生み出します。このシリーズは『海の男』をはじめとする複数の作品で構成され、日本でも翻訳出版されており、ファン層も広がっています。
2

 海の覇者トマス・キッド (全9巻)

早川書房

 

 

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海の覇者トマス・キッド (全9巻) Kindle版

 

 『海の覇者トマス・キッド』シリーズは、18世紀末のナポレオン戦争を背景にした海洋冒険小説で、主人公の若き海軍兵・トマス・キッドが戦列艦から私掠船まで、さまざまな海の舞台を駆け抜ける物語です。英国海軍への強制徴募をきっかけに始まる彼の冒険は、戦争の荒波と人間ドラマが交錯するリアルな海の世界を描いています。日本ではハヤカワ文庫より翻訳出版されており、大森洋子による翻訳が評価されています。

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第7巻『新艦長、孤高の海路 COMMAND』

本を読み始めるといつもの事ながら、主人公になったつもりであっという間に読了する。20才で強制徴募されて英国海軍戦列艦の乗員になったトマス・キッドは、いよいよブリック型スループ艦ティーザー号の海尉艦長に任命される。この巻では、華々しい海戦描写もさることながら、キッド艦長の重責と、長としての孤独に試行錯誤しながら打ち勝っていく心理描写が面白い。そして・・・・後は読んでのお楽しみ。帆船模型マニアには帆船用語が解りやすいことから臨場感を感じながら読める、お薦めの一冊である。翻訳は、当会でも縁が深い大森洋子さん。

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第8巻『謎の私掠船を追え』

強制徴募によって海軍入りした若者(キッド)が、水兵から提督に昇りつめる波瀾万丈の物語。やっと第8巻が発行された!再びHMSティーザー号の艦長になったキッドは、英仏海峡に面するプリマス周辺の巡視と私掠船掃討に乗り出す。作者は、初めて母国の海を舞台にして物語を進める。 中でも、プリマス海軍基地や海軍工廠の詳細、そして貴族階級の生活が描かれており興味津々である。又イギリス南海岸のコーウオール半島海岸沿いの描写は、印象的で想像を逞しくさせてくれる。 今回は、迫力ある私掠船追跡シーンと並行してキッドの恋の行方も採り上げている。

訳者は、大森洋子さん。第9巻の発行が待たれる。

 

カリブの大海賊・バーソロミュー・ロバーツ  The Real Pirate of the Caribbean Black Barty

カリブの大海賊バーソロミュー・ロバーツ | オーブリー バール, Burl,Aubrey, 洋子, 大森 |本 | 通販 | Amazon

バーソロミュー・ロバーツ(別名「ブラック・バリー」)は18世紀初頭のカリブ海で活躍した実在の大海賊であり、史上最も成功した海賊の一人とされている。彼は多くの船を拿捕し、豪華な生活を送ったが、1722年に戦死するまでに数十年にわたる海賊活動を展開した。『The Real Pirate of the Caribbean』はその生涯を描いた著作で、黒髭スティールやアン・ボニーら黄金時代の海賊たちとの関係も詳述している。現代のアニメやゲームでも人気があり、歴史的実像と伝説が融合した存在として知られている。

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「楽しく短い人生、それが おれの主義だ。手綱つけられて生きるやつなんぞ、くそっくらえだ」」ひとりのイギリス人船乗りが、ある日を境に海賊になった。そういう時代だった。やがて彼は、厳格な規律と度肝を抜く戦略で”海の英雄”となる。海賊たちとその時代を描き尽くした本である。 訳者は大森洋子さん。

3

 英国海軍の雄

ジャック・オーブリー・シリーズ 

ハヤカワ文庫 

 『英国海軍の雄 ジャック・オーブリー』は、パトリック・オブライアンによるナポレオン戦争期を舞台にした海軍小説シリーズで、日本ではハヤカワ文庫より高橋泰邦・高津幸枝の訳で出版されています。主人公のジャック・オーブリーはイギリス海軍の優れた艦長として、戦闘と人間ドラマを織りなします。その正確な歴史描写と豊かな登場人物が評価され、海軍ファンに特に人気があります。
4

キャプテン・クック最後の航海

 ハモンド・イネス(池 史耿訳)/パシフィカ、プレジデント社 

 『キャプテン・クック最後の航海』はハモンド・イネス著、池央耿訳で、パシフィカ(プレジデント社)から1979年に刊行された書籍です。全271ページの四六判本で、クック船長の最終航海を詳細に描いています。ただし、東京創元社が1986年に別の翻訳版を出版しており、表記や訳者名に若干の違いがあります。この作品は、南太平洋探検の歴史的文脈を重視し、クックの冒険とその終焉をリアリズムとともに再構築しています。
5

カリブの海賊史 (1973年) (ハヤカワ・ノンフィクション)

 ジョルジュ・ブロン(三輪秀彦訳)/早川書房

 『カリブの海賊史』は、ジョルジュ・ブロンが執筆し、三輪秀彦訳で早川書房から1973年(昭和48年)に刊行されたノンフィクション作品です。B6判の単行本で、カリブ海における海賊活動の歴史を詳細に描いており、当時の政治的背景や航海技術、海賊の社会構造まで幅広く扱っています。内容は貴重な史料として評価されています。特に海賊の自由と権力闘争の側面に焦点を当てており、歴史的な興味を引きつけます。
6

北から来た黒船

 ニコライ・ザドルノフ(西本昭治訳)/朝日新聞社

 『北から来た黒船』は、ニコライ・ザドルノフの著書を西本昭治が翻訳し、朝日新聞社から1977年に刊行された作品。B6判の461ページで、冷戦期の国際政治と個人の運命を描いたフィクションとして注目された。この作品は、ソ連時代の権力構造や人間関係の複雑さを鋭く描写しており、当時の東ヨーロッパの社会状況を反映している。日本語版は、ソ連の内部事情を知る上で貴重な文学的資料である。
7

アフリカの女王

 C.S.フォレスター/伊藤 礼訳/フジ出版社

 
8

航海術(海に挑む人間の歴史)

 茂在寅男/中公新書

 茂在寅男の『航海術:海に挑む人間の歴史』(中公新書135)は、1967年に中央公論社から刊行された航海の歴史を網羅した著作です。194ページのコンパクトな構成ながら、古代から近代に至る航行技術の進化、地理的発見、そして人間の海洋への挑戦精神を描いています。特に、天体観測に基づく航法や、風と潮流の理解といった実践的な知識が重視されており、航海という行為が科学・文化・冒険の交差点であることを示しています。
9

ホレーショ・ホーンブロワーの生涯とその時代

C.N.パーキンソン(出光 宏訳)/至誠堂新書59

 ホレーショ・ホーンブロワーは、C.N.パーキンソンによる伝記『ホレーショ・ホーンブロワーの生涯とその時代』で描かれる、フィクションの海軍元帥。この作品は1974年から1982年にかけて出版され、貴重な肖像画や屋敷の絵なども収録されており、当時の英国海軍の歴史的背景とキャラクターの冒険譚が融合されている。ホーンブロワーは、海洋冒険小説の象徴的存在として、ナポレオン戦争期のイギリス海軍を舞台に活躍する理想化された英雄である。
10

帆船航海記(Two Years before the Mast)

 R.H.デーナー(千葉宗雄監修)/海文堂

 『帆船航海記』はR.H.デーナーの自伝的航海日記で、19世紀の帆船時代の海上生活を生々しく描いた名著です。千葉宗雄による監修と訳で、1977年海文堂から発行され、B6判336ページの構成。当時の航海技術や水兵の実態を知る上で貴重な資料であり、現代でもその歴史的価値が評価されています。
11

「炎の提督」ホレイシオ・ネルソン

 豊田 穣/毎日新聞社

 『炎の提督 ホレイシオ・ネルソン』は、豊田穣が毎日新聞社から1975年に出版した人物伝。イギリス海軍の英雄、ホレイシオ・ネルソンの生涯を、その情熱と戦略的才能に焦点を当てて描いている。書籍は当時の歴史ブックとして高い評価を受け、ネルソンの戦闘精神や個人的な魅力を鮮やかに再現している。特にナバロの戦い、トラファルガーの戦いなど、重要な戦役が詳細に記述されており、一般読者にも親しみやすい文体で構成されている。
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ネルソン提督伝(上、下)

ロバート・サウジー(山本史郎訳)/原書房

 『ネルソン提督伝(上、下)』はロバート・サウジーの著書を山本史郎が翻訳し、原書房から2004年7月に発行された伝記作品です。全262ページの日本語版で、ナポレオン戦争期のイギリス海軍の英雄、ホーラン・ネルソンの生涯を詳細に描いています。増田義郎の監修により信頼性が高まり、歴史的背景と戦略的洞察が豊かに盛り込まれています。本書は、軍事史愛好家や英国史に興味を持つ読者にとって貴重な資料です。
13

トラファルガル海戦

 ジョン・テレン(石島晴夫訳)/原書房

 ジョン・テレン著、石島晴夫訳の『トラファルガル海戦』(原書房)は、ナポレオンのイギリス征服を阻止した決定的な海戦を、ドキュメント風に詳細に描いた作品です。1979年刊行の初版と2004年版の再版があり、特に2004年版は302ページで解説が充実しています。この本は、戦いの背景から戦術的展開までを分かりやすく伝え、英海軍の優位性を示す重要な記録として評価されています。学術的・歴史的に価値が高い書籍です。
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帆船時代

  田中 航/毎日新聞社

 田中航著『帆船時代』は、毎日新聞社から1976年に刊行されたB6判の図版豊富な歴史書です。古代から近代に至る多様な帆船の種類や特徴を詳細に解説しており、航海技術の進化と各国の海運史を視覚的に捉えるのに適しています。本書は、当時の帆船の設計、運用、文化的意義を網羅し、航海史愛好家や歴史関係者にとって貴重な資料となっています。
15

戦艦の世紀

 田中 航/毎日新聞社

 『戦艦の世紀』は田中航が著し、毎日新聞社から1979年3月に発売された歴史書。271ページのB6判サイズで、戦艦の発展史を時代別に詳述しており、特に第一次世界大戦から第二次世界大戦までの技術的進化と戦術的変遷に焦点を当てる。
16

蒸気船   

  田中 航/毎日新聞社

田中航(紀之)著『蒸気船』は1977年10月に毎日新聞社から刊行された、蒸気船の歴史を解説した書籍です。255ページの本文で、技術の進化や航海の実態、当時の社会的影響まで幅広く扱っており、日本の近代化と海運史の重要な一章を捉えています。ISBNは4620300985(ISBN-10)であり、20cm判のハードカバーで、当時から貴重な資料として評価されています。
17

バウンティ号の反乱

Richard Hough(金田真澄訳)/フジ出版社

 『バウンティ号の反乱』はリチャード・ホフが著し、金田真澄訳でフジ出版社から1976年3月25日(昭和51年)に刊行された歴史書です。B6判の390ページで、バウンティ号乗組員によるクーデターという実話に基づいています。この本は当時の航海記や文献をもとに詳細な描写を織り交ぜ、反乱の背景と結果を解説しています。日本語版としての評価も高く、海外の原書との比較にも価値があります。
19

スプレー号世界周航記

キャプテン・ジョシュ・スローカム(高橋泰邦訳)/草思社

 

 『スプレー号世界周航記』は、キャプテン・ジョシュ・スローカムが3年間にわたり単独で行った史上初の世界周航を記した海の古典。長さ約11mの小型船『スプレー号』で挑んだ冒険は、航海術、造船、交易、文章術を自ら学びながら実現された。高橋泰邦による訳で、ユーモアを交えた鋭い筆致が、読者の心を捉える。欧米で長年にわたり愛され、日本の航海文化にも大きな影響を与えた名著である。
20

リブ号の航海

 小林則子/文藝春秋

 『リブ号の航海』は、小林則子が1976年に文芸春秋から出版した自伝的航海記。昭和50年、沖縄海洋博記念の太平洋横断単独ヨットレースに唯一の女性として挑戦し、リブ号で57日間の孤独な航海を成し遂げた体験を綴っている。当時としては稀有な女性の単独航海として注目され、海洋ジャーナリストとしての彼女の冒険心と意志の強さが語られる。この本は、日本の女性の挑戦精神と自然との対峙を描いた名作である。
21

コロンブス(不可能を征服した男)

 フェリペ・フェルナンデス=アルメスト(永井淳訳)/草思社

 『コロンブス(不可能を征服した男)』は、フェリペ・フェルナンデス=アルメストによるコロンブスの生涯を描いた伝記であり、永井淳の訳で草思社から刊行された。A5判、190ページの構成で、商人でもあり夢想家でもあったコロンブスの挑戦的な精神とキリスト教的信念に焦点を当て、新大陸発見の背景にある冒険と苦悩を深く掘り下げる。『航海の天才』としての真の姿が浮き彫りにされる内容だ。
22

朝鮮通信使の旅

 辛基秀・仲尾宏編著/明石書店

 『図説・朝鮮通信使の旅』は、辛基秀・仲尾宏編著による、江戸時代に日本から朝鮮半島へ派遣された通信使の往来を図解で詳述した書籍です。2000年8月に明石書店より刊行され、A5判136ページの構成で、歴史的背景や旅程、文化交流の実態をわかりやすく解説しています。特に、遣日使と通信使の違いや、当時の国際関係、物資・情報の流れに注目しており、史料に基づいた可視化が特徴です。価格は1,300円(税別)で、学術的にも一般読者にも親しみやすい内容です。
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クックの航海

 P.ベントゥーラ絵 J.P.チェゼラーニ文 吉田悟郎訳/評論社

 『クックの航海』は、ピエロ・ベントゥーラの細密な絵とジアン・パオロ・チェゼラーニの文章を吉田悟郎が翻訳した児童向け図書です。1981年に評論社から発行され、探検と航海シリーズの一冊として、クック船長の航海を丁寧な解説と豊かなイラストで紹介しています。この本は、歴史的な冒険を子どもにもわかりやすく伝える工夫が凝らされており、教育的にも価値が高い作品です。
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コロンブスの航海

 P.ベントゥーラ絵 J.P.チェゼラーニ文 吉田悟郎訳/評論社

 『コロンブスの航海』は、ピエロ・ベントゥーラの絵とジアン・パオロ・チェゼラーニの文章を吉田悟郎が訳した、評論社出版の図書です。児童向けの絵本として、コロンブスの冒険を楽しく分かりやすく描いています。豊かなイラストと簡潔な文体が特徴で、歴史教育の一環としても活用可能です。
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『ジョン・マン 怒涛編』

『ジョン・マン 大洋編』

 講談社(山本 一力)A5版ハードカバー

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『ジョン・マン 波濤編』と『大洋編』は、幕末の歴史を背景にした大河小説の第1部と第2部。十四歳の少年・中浜万次郎が遭難し、アメリカへ渡る波乱万丈の旅を描く。彼の奇跡の生涯は、日本の開国に大きく貢献する重要な人物としての軌跡を内包している。この作品は、歴史的真実に基づきながらも、人間ドラマと冒険の要素を融合させた傑作である。

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わずか14才、寺子屋にも通えなかった中濱村(現高知県土佐清水市)の貧しい漁師、万次郎が鎖国日本から身一つで、初めてアメリカに渡り西洋文明の中で暮らした。日本人として初めて高等教育を受け、後にペリーが黒船艦隊で日本に来た時、通事として植民地化を防いだ男の物語です。

 

田中 航/毎日新聞社

 42-27 オランダ海軍省の造艦会議  1:33  坪井悦朗 TSUBOI Etsuro
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