G. 辞書・図鑑
海事用語の語源、船の内部構造を示す輪切り図鑑、世界各国の国旗・旗章、航海史から現代のマンモス船までを網羅した百科事典です。海と船に関する膨大な知識を体系的に引くことができ、海洋文学や専門資料を読み解く際のリファレンス・ツールとして極めて高い価値を持ちます
(注) No欄が赤表示の書籍は、是非揃えていただきたい「お薦めの一冊」(白井一信)
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世界史図録ヒストリカ 谷澤伸ほか/山川出版社 |
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『世界史図録 ヒストリカ』は谷澤伸らによって編集され、山川出版社から2013年に発行された世界史の図録本。全336ページで、流れ図を用いた視覚的な学習を重視しており、特に受験生や歴史学習者に人気です。図解と年代記が融合された構成により、複雑な歴史の流れを効果的に把握できます。 |
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ビジュアル博物館 ヴァイキング 日本語監修:川成 洋/同朋舎出版 |
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『ビジュアル博物館 ヴァイキング』は川成洋氏の日本語監修により、1994年に角川書店(同朋舎)から出版された図鑑です。63ページの内容で、デンマークやスウェーデン、ノルウェー、イギリスなどにおける博物館の収蔵品を活用し、ヴァイキングの戦士としての勇猛さや探検家としての姿を視覚的に解説しています。写真と図版が豊富に掲載されており、歴史的背景や船の技術にも触れています。日本の読者にとって、北欧の古代文化を理解する上で非常に貴重な一冊です。 |
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中世ハンザ都市のすがた: コグ船と商人 大型本 – 2017/1/6 ハインツ ヨアヒム ドレーガー (著), 中島 大輔 (翻訳) |
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2013年の夏、ザ・ロープの仲間と一緒にスター・フライヤー号のバルト海クルーズに参加した際に、ドイツのロストックに寄港した。ロストックは旧東ドイツ最大の港湾都市であるが、中世のハンザ同盟の中心都市の一つでもある。港から電車を乗り継ぎ、まずはサンクト・マリエン教会にある1472年から今日まで時を刻んでいる天文時計を見学し、バルト海交易で蓄えた冨の象徴に圧倒された記憶は鮮明に残っている。 そもそもハンザ同盟とは、遠隔地間の交易において盗賊からの自衛をはかるべく12世紀の初めに商人同士が結びつき、1259年にリューベック、ヴィスマール、ロストックの間で盗賊や海賊に共同して対処する都市同盟が成立したのが発端となり、1400年頃にその絶頂期を迎えている。教会の天文時計もさることながら、ハンザ都市の面影を求めて町や港を散策したが、風景からはどうも当時のイメージが湧いてこない。いつかはハンザ同盟と活躍した船をもっと知りたいと考えたところに本書に行き当たった。 本書は一見絵本として捉えられるが、内容は子供向きではなく、文章による説明と図版を通して当時のハンザ都市の様子とそこに暮らす市民の生活を垣間みる大人向けの参考書である。解説によると、本の舞台はリューベック、都市の繁栄が全編を貫いている。都市の内部、外部の様子に続き、繁栄を支える商人や職人の生活風景が描かれ、港の様子、航海や海賊との戦い、そして最後に商人とコグ船が活躍したハンザ同盟の俯瞰図が組み込まれている。本書では宗教も忘れていない。教会の建築現場や教会の中も紹介されている。索引に代わりに、各章の絵図を再掲し、番号を付けて描かれている箇所を番号で名称をつけているのも理解を助ける。コグ船そのものに関する記述は限られるが、ハンザ都市の絶頂期の姿をイメージと日本語の解説で理解するには良書で、コグやキャラックの模型製作では工作過程と鑑賞を盛り上げるのにもってこいの本ではないかと思う。 |
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復刻版 海の英語 イギリス海事用語根源 左波宣平/成山堂書店1995 |
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2024年2月の例会で元海王丸船長の雨宮伊作氏に講演をいただき大いに楽しみましたが、懇親会のテーブルで雨宮氏より海事英語の辞典として「知る人ぞ知る名著」として紹介された本です。1971年に研究社出版が発行したものを1995年に成山堂書店が復刻したもの。著者は元京都大学教授で、成山堂書店のホームページでは「単なる英和用語事典ではなく、語源から用法、意味の変遷を辿り、日本との国民性の違いや海洋文化の歴史までも浮き彫りにした珍書」として紹介されています。辞典というよりはマニアックな読み物といった方が良いと思います。 (栗田正樹) |
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海に由来する英語事典 単行本 – 2009/10/1 ピーターD. ジーンズ (著), Peter D. Jeans (原名), 飯島 幸人 (翻訳), 丹羽 隆子 (翻訳) |
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『海に由来する英語事典』は、日常英語に多く使われる航海用語や海上の習慣・伝統に由来する表現を網羅した辞典です。著者ピーターD. ジーンズは海洋文化に深く関わる専門家で、翻訳には東京商船大学および東京海洋大学の名誉教授が担当し、専門性が高まりました。2009年10月1日発売のこの書籍は、428ページの内容で、英語の言葉の背景にある海の歴史や文化を学ぶ上で貴重な一冊です。 (栗田正樹) |
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カラー図解 つくり方からしくみまで プロが教える「船のすべてがわかる本」
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既にカラー図解「つくり方からしくみまで」のシリーズで好評を受けているナツメ社からのこの本は巨大タンカー船やコンテナー船の建造から船の仕組み、航海を中心にしてカラー写真で図解したイラスト本である。造船所の生産工程の流れやその細部、操船システム、海図の見方なども解説している。この本を読むと造船会社の仕事、海運会社の仕事および港湾の仕事が一人で果たせるのではないかと錯覚を起こす。いわば船と海についての百科事典のような本であるが、辞典のような読みにくさは全くない。 |
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世界の国旗と国章大図鑑 苅安 望 (編集)
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『世界の国旗と国章大図鑑』は、日本旗章学協会会長・苅安望氏が編集した、197の独立国および59の海外領土・地域を網羅する詳説書。掲載図版数は1,341点にのぼり、すべての旗と紋章を正確な色と比率で紹介。2018年発行の五訂版はA4判・120ページで、国旗の変遷から各国の歴史を読み解く貴重な資料として評価されている。 |
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輪切り図鑑 大帆船―トラファルガーの海戦をたたかったイギリスの軍艦の内部を見る S.ビースティ画 R.プラット文 北森俊行訳/岩波書店 |
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『輪切り図鑑 大帆船』は、18世紀の大帆船を船首から船尾まで10か所に輪切りにした図解で、乗組員の食事、睡眠、労働、娯楽、病気と手術、軍規、戦闘までをリアルに再現しています。S.ビースティの精緻な画とR.プラットの文章、北森俊行による訳により、当時の海軍生活の全貌が生き生きと描かれています。岩波書店から1994年に刊行された大型本で、教育的な価値だけでなく、歴史愛好家にも高い人気があります。 |
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THE OXFORD COMPANION TO SHIPS AND THE SEA PALADIN GRANADA |
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人類が原始的なカヌーで初めて水上に乗り出した時代から、原子力潜水艦、水中翼船、そして50万トン級の超大型原油タンカー(ULCC)が活躍する現代まで、この包括的な事典は広大な海洋用語の分野を、一冊の手に取りやすいボリュームにまとめています。 国際的な視野に立つ本書は、未知への航海によって世界を切り拓いた船や人々から、国家の力と繁栄が制海権の行使にかかっていることを認識し発展を遂げた国々の闘争、さらには海の情景を描き、綴った人々に至るまで幅広く網羅しています。また、この広い範囲には、特定のニーズに応じた船体設計の変遷や、現代の人々が広大な海にさらなる歓びや安らぎ、挑戦を見出し続けているヨット競技の巨大な発展、そして海上での航路発見を劇的に簡素化した現代の航海術の進歩といった、あらゆる海事専門分野が含まれています。 さらに、何世紀にもわたって培われ、国籍を超えて船乗りたちを一つに結びつける独特の言語(海洋語)についても詳しく触れられています。ミズンマスト(横帆船や3本マストのスクーナーの後檣)、バッコー・メイト(拳の力で乗組員を追い立てる帆船の航海士)、シックス・ウォーター・グロッグ(怠慢や泥酔の罪を犯した英海軍の水兵に科された罰で、日々のラム酒の配給を通常の3倍ではなく6倍の水で薄めるもの)といった用語は、海のユニークで多様な言語のほんの一例に過ぎません。日常的に使われるほとんどの言葉の定義と(判明している場合は)その語源が示されているほか、技術発展により廃れた言葉も、海洋文学に頻繁に登場するため収録されています。 また、海軍の階級、国際信号旗、海上衝突予防法(重要な灯火、昼間標識、霧中信号)、浮標と航路標識、一般的な計量単位の換算表などの役立つ付録も充実しており、陸上・海上双方において極めて価値の高いリファレンス・ツールとなっています。 全編に挿絵を配した本書は、世界の海洋史における決定版的な参考文献です。海に名を残した人々の伝記から、海戦の記録、有名な船の歴史、さらには海の伝承、言語、習わしに至るまで、この優れた一冊は、海と海事全般を愛するすべての人に何時間もの至福のひとときを提供してくれるでしょう。 |
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世界旗章大図鑑 ホイトニースミス/平凡社 |
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『世界旗章大図鑑』はホイットニー・スミスが著し、平凡社から1977年(昭和52年)に刊行された国際的な国旗・章章を網羅した大型図鑑です。各国の旗の由来や設計意図を詳細に解説しており、政治的・歴史的背景を理解する上で貴重な資料です。30×23×4cmの大きなサイズ。 |
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世界船舶大系 THE LORE OF SHIPS 実業之日本社 |
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『世界船舶大系 THE LORE OF SHIPS』は、実業之日本社から出版された、イラストを交えた世界の船舶を網羅した図鑑。秋谷宏による翻訳で、スウェーデン、アメリカ、オランダなど複数国からの海事専門家の知識が反映されており、船体構造、帆装、推進方式、 sails など幅広い内容を扱う。豊富な図版と解説により、歴史的・技術的な理解を深めるのに適している。 |
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THE LORE OF SHIPS NORDBOK
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『THE LORE OF SHIPS』は、スウェーデンのA.B. Nordbokが編纂し、1978年にニューヨークのCRESCENT BOOKSから発売された船の図解説明辞典。ノルブック出版(NORDBOK)の名を冠したこの書籍は、航海史や船舶技術に詳しい読者向けに、多くの図版と解説を収録。特に古典的な船舶設計や歴史的造船技術の理解に役立つ。 |
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ENCYCLOPEDIA OF KNOTS AND FANCY ROPE WORK Corbell Maritime Press
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『ENCYCLOPEDIA OF KNOTS AND FANCY ROPE WORK』は、コーネルマリタイムプレスから1943年に出版された、3,600以上の結び方を収録した包括的なガイドです。実用的かつ装飾的なロープワークの技法、歴史、素人のための基礎編組、スプライス、ターキーズヘッド、センニット編みなども網羅しています。この書籍はロープワーク愛好家や航海関係者にとって貴重な参考書として長年親しまれています。 |
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海戦の歴史 大図鑑 五百旗頭真 R.G.グラント 創元社 (2015年7月23日発売) |
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原題は“Battle at Sea : 3000 Years of Naval Warfare”。著者はR.G.Grant (翻訳) 山崎 正浩 (日本語版監修) 五百旗頭 真 / 等松 春夫 日本語版の本書は創元社より2015年8月に第1版が発売された。 翻訳者のあとがきの一部を紹介すると、『「海戦の歴史大図鑑」は「海における戦い―3000年の海軍の戦争―」という英語の原題が示すように、有史以来人類が行ってきた「海の戦いの通史」である。―中略― これまで我が国の出版界には海の戦いの包括的な通史が存在しなかった。その欠落を埋めるのが本書であり、上述の諸文献と本書を併せ読むことによって読者は「世界の海戦史の中の日本」を感じとれるであろう』と述べている。とにかく図版が豊富で、ヴィジュアルな構成で個々の海戦を解説しているので、拾い読みでも楽しめる本である。馴染みのない地名の海戦でも小さな地図が付いているので、いちいち地図帳を調べなくとも良い。また索引がしっかりしているのも便利である。ほとんどの海戦に彼我の戦力・損害の比較表が付いている。(佐藤憲史) |
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世界をおどらせた地図 欲望と蛮勇が生んだ冒険の物語 関谷冬華 エドワード・ブルック・ヒッチング 日経ナショナルジオグラフィック社 (2019年9月20日発売) |
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古代から20世紀までに世界地図の完成過程の39のエピソードが解説されている。前作と異なりこちらは鄭和、コロンブス、クックなど有名な人物のほかあまり馴染みのない人物たちが地図の空白地帯を探検し、そこを埋めてゆく様子を、前作同様に古地図を添えて短いストーリーに纏めている。 世界をまどわせた地図ー伝説と誤解が生んだ冒険の物語と合わせ、帆船模型製作の合間に読むのに格好である。 |
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海と船と人の博物史百科 佐藤快和 原書房 (2000年6月25日発売) |
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著者はザ・ロープの2月度例会の講演者で、海に関する膨大な文献資料の収集家であるヨットマン。 巻頭図が8ページ、本文が507ページ、扱うテーマはあいうえお順で全部で57、各テーマの末尾に参考文献が掲載されている大冊。加えて百科らしく参考文献の解説が23ページ、索引が17ページにわたり記載されている。 著者によると、「海に関する興味ある歴史をテーマに取り上げ辞典風に、あいうえお順で構成しいわば「海辞苑」とでもいうものを作ったら面白いのでは。と雑談の中で生まれたのが本書だった。」本書をまとめるまでに3年を費やしたとのことだ。例会後に早速本書を買い求め通読した。 確かにどこから読んでも面白い。索引や参考文献が充実していることも著者の姿勢を感じて好感が持てる。私が最も楽しんだのは、参考文献。2000年の発行時点のものではあるが、著者の部屋に入り、本棚に並んでいる文献の背表紙を見ているような錯覚を受けた。自分もザ・ロープ会員となり、帆船に関する和書、洋書など文献を少しずつ集めており、書棚を眺めるのが道楽にもなってしまった。もう少し体系づけて並べるとか、テーマをしぼらないときりがないことも教えてくれた。(栗田 正樹) |
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The Oxford Companion to Ships and the Sea (A Paladin book) ペーパーバック – 1979/9/20 |
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『The Oxford Companion to Ships and the Sea』(A Paladin book)は、海運、船舶技術、航海史にわたる包括的な参考書です。ピーター・ケンプ編集によるこの書籍は、歴史的かつ学術的な視点から船の発展や海事文化を網羅しています。パルミナル版のペーパーバックは状態が良好で、読み応えのある内容が評価されています。特に海に関する専門用語や重要な出来事の解説が豊富で、研究者や船舶愛好家にとって貴重なリファレンスです。 |
