
24-28
ユニコーン
中塚 裕 (会員)
年代 | 1748年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 | 1/75 | |
キット | コーレル社 | |
F.H.により設計されたフリゲート艦。実船は全長125フィート、武装は 8ポンド砲24門、4ポンド 砲10門。キットの組立では、船尾の金属パーツの取り付けに苦心した。また、船首ヘッドレールのブナ材が思うように曲がらず、一時は製作中止も考えたが何とか収まった。
24-28
HMS Unicorn
NAKATSUKA Yutaka
24-29
ロイヤル・キャロライン
金丸 信次郎 (会員)
年代 | 1749年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 | 1/48 | |
キット | スクラッチビルド | |
イギリスの王室ヨットで、スマートな船体すべてが豪華な装飾で覆われていた。この模型でも彫刻類はやはり大変、彫刻は初めての経験でもあったので、丸3ヶ月間を費やした。しかし十二分に楽しんだ。自作の彫刻刀で始めたが、結局はミニリユーターを使って削り出した。特に人物像の衣服や布をまとつたものには手こずったが、でも、一寸削り足すだけで表情が変わっていくのは楽しいものでもあった。彫り物(削りもの)に時間を食ってしまい、とうとう3年がかりとなってしまった。
24-30
ロイヤル・キャロライン
宮島 俊夫 (会員)
年代 | 1749年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 | 1/24 | |
キット | スクラッチビルド | |
会員のKさんが1/24のロイヤル·キャロラインを作るというので、その彫刻を引き受けることになつた。両舷、図柄は同じでも向きが違うので、同じ人物がなかなか同じに彫れない。船尾の彫刻に移ってやつと1点製作になったが今度は紋章など図柄が細かく、ツゲの板でも欠落しないように細心の注意をはらった。そのうち、これらの彫刻に飾られたロイヤル·キャロラインが出展されるのを私も楽しみにしている。
24-30
Royal Caroline
MIYAJIMA Toshio
24-31
ロイヤル・キャロライン
渡辺 高一
年代 | 1749年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 | 1/47 | |
キット | マンチェア·セルガル社 | |
24-31
Royal Caroline
WATANABE Koichi
「ロイヤル·キャロライン」としては3隻目のキット。王室のヨットとしての優雅な姿が好きで、何隻作っても飽きがこない。経験を積むことにより、その優雅さが増してくればと願っている。
この船は、「ザ·ロープ展」に出品後、日頃お世話になっている友人宅にめでたく出帆していく予定である。
24-32
ロイヤル・キャロライン
川又 利男
年代 | 1749年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 | 1/47 | |
キット | マンチェア·セルガル社 | |
24-32
Royal Caroline
KAWAMATA Toshio
もともと模型作りの趣味があり、退職後に本格的にやりたいと考えていた。今回の作品は3隻目になるが、前の2作は気に入らずに未完成のままである。この「ロイヤル·キャロライン」は、自分の採点で80%の満足度となったので、出品することとした。
24-33
ロイヤル・キャロライン
清原 暢
年代 | 1749年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 | 1/47 | |
キット | パナルト社 | |
24-33
Royal Caroline
KIYOHARA
初めて手掛けたキット。詳細資料が手に入らないので勝手にオリジナル化した。船尾と上甲板の2室は、内装、家具、調度品などを当時のインテリアデザインとした。壁の照明にLEDを使用したが明るさが足りず、窓ガラスの材質のせいもあって室内がはつきり見えないのは残念。点灯はLSI 使用の回路により船外のスイッチで行える。外板張り最終日の新聞·家族構成と年齢などのメモを船体内に入れてあり、我家のタイムカプセルも兼ねている。銘板も自製した。
24-34
ロイヤル・キャロライン
安沢 正光
年代 | 1749年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 | 1/47 | |
キット | パナルト社 | |
24-34
Royal Caroline
ANZAWA Masamitsu
外板張りに最も苦労した。以前の「ザ·ロープ展」で見たベテランの作品のように美しく張れず、パテや塗装でごまかして逃げた。それでも外板を張り終わつた時には完成時の姿が具体的に想像できるようになり、気持ちの励みになった。苦心惨澹してマストが立った時は本当に嬉しかつた。完成前にガラスケースを作つたり、船内がよく見えるように豆電球をつけたりした。一部に不満もあるが、それは今後の課題。新たな挑戦をするため作品展に出展することとした。
24-35
ミスティク
浅川 英明 (会員)
年代 | 1750年 | |
船籍 | フランス | |
縮尺 | 1/50 | |
キット | コーレル社 | |
フランスの貨物船。貨物船にもかかわらず私掠船から身を守るため重武装、かついかにも船足の速そうな船形に、時代の背景やこの船を設計したコンセプトがうかガえる気がして、作っていて楽しかつた。特に難しい船とは思わなかつたが、砲門、オールの窓、三角形の排水口は初めての工作なので苦労した。今回も治具を如何に工夫したかで完成度が左右することを痛感した。
24-36
ミスティク
谷亀 隆興 (会員)
年代 | 1750年 | |
船籍 | フランス | |
縮尺 | 1/50 | |
キット | コーレル社 | |
フランス、マルセイユで建造された貨物船(交易船)。私掠船から身を守るため彼女はスピードを追求して設計され、また18門のキャノン砲を装備していた。97年1月から製作を開始したが、その後仕事の都合でブランクがあり、また疑問点、不明な点が多く、約2年間という思わぬ時間を要した。結果的に今回は帆を張るまでの時間がとれそうになくなってしまった。
24-37
フランスの海防艦
新井 芳文
年代 | 1750年頃 | |
船籍 | フランス | |
縮尺 | 1/49 | |
キット | マンチェア·セルガル社 | |
24-37
ARAI Yoshifumi
1750年頃のフランス海軍の海防艦。アルジェリアなど北アフリカ沿岸を荒らしまわっていた海賊退治に使用された。喫水が浅く大きな三角帆によりスピードが速く、風上への切り上り性能も優れていた。
キットの木材は材質にやや難点があったので、他の材料に変えた。また滑車とピレーピンなどもオーバースケールだったので、縮尺に合わせて縮小したりしたため、思わぬ時間がかかつてしまった。
24-38
グレーテル (2隻)
奥村 義也 (会員)
年代 | 18世紀中頃 | |
船籍 | スウェーデン | |
縮尺 | 1/54 | |
キット | マモリ社およびスクラッチビルド | |
24-37
Gretel
OKUMURA Yoshiya
フレデリック·チャップマンの設計図に基づき建造された典型的な遊覧用ボート。独特な帆装で快速を誇っていた。伊東屋さんの帆船教室の教材に選定し、その見本として製作した。一隻はキットそのもの。とは言ってもキットでは茶色一色のロープしか入っていないところ、静索には黒いロープを使うなど、基本的な部分には手を加えてある。
もう一隻、キャビンの屋根にローズウッド(赤い木)を使っている方は、金属パーツを除き、全く別の手持ちの木材で、キットと同サイズに作ったものである。
24-39~24-48
グレーテル (第4回帆船模型教室作品)
39 井上 厚子、40 高橋 恒夫、41 横山 恭彦、42 松本 善文、43 高橋 宏
44 伊藤喬一郎、45 田中 穗積、46 中山 良夫、47 松岡 純、48 真貝 武志
24-39
Gretel
24-49
ラ・サラマンダー
岡 達夫 (会員)
年代 | 1752年 | |
船籍 | フランス | |
縮尺 |
1/48 |
|
キット | スクラッチビルド | |
24-49
La Salamandre
OKA Tatsuo
大口径の榴弾を打ち上げるための2門の臼砲を持つこの様な船を、ボム(爆弾)ケッチと呼び、要塞攻撃等に用いられた。極めて詳細なことで知られるJ.ブードリオ氏の図面で製作しているが、なかなか図面通りには出来ない。今回は船尾の飾り部分を作った。彫刻には柔らかいホウの木を多用したが、彫刻の細かいエッジを綺麗に出すには、多少硬めで木目の少ないツゲなどの方が良かったのではないかと思う。
24-50
プレジデント
倉谷 恭平 (会員)
年代 | 1760年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/60 |
|
キット | セルガル社 | |
24-50
President
KURATANI Kyohei
英国海軍のフリゲート艦。キットには詳しい記述がなく、船歴はわからない。なお当時のフリゲート艦は、現代で言えば、駆逐艦よりも強力な巡洋艦に相当し、単独あるいは艦隊行動で幅広く活躍した。
24-51
プレジデント
染谷 文男
年代 | 1760年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/60 |
|
キット | マルチェア·セルガル社 | |
24-51
President
SOMEYA Fumio
18世紀、イギリスのフリゲート艦。フリゲート艦は砲力では戦列艦に適わなかつたが、速力で勝り、戦時·平時を問わず有用な艦種として各国で多数建造され活躍した。
この模型製作では、外板張りと、船首のヘッドレールの製作と取付けが、特に苦労した点である。
24-52
ビクトリー
白井 一信 (会員)
年代 | 1765年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/54 |
|
キット |
スクラッチビルド |
|
24-52
Victory
SHIRAI Kazunobu
昨年の展示会に出品後、ミドルデッキ、アッパーデッキまで進んだ。ここまでで大砲約90門を付けたことになる。この船のように実物そのものが大きい戦列艦だと作業量も膨大になる。例えばいくら船が大きくても、デッキ板1枚の幅はフリゲート艦などと変わらない。ということはデッキ板の枚数が多くなる。伴って木釘の数も多くなるといった具合である。これからもデッドアイ、チエーンを数多く作らなければならないし、目の大きなハンモックネットをどうするかといった難問が山積みである。
24-54
フェア・アメリカン
西明 秀哉 (会員)
年代 | 1778年 | |
船籍 | アメリカ | |
縮尺 |
1/48 |
|
キット |
スクラッチビルド |
|
1778年にチャールストンで進水した砲14門のブリッグ型私掠船。この船の模型はメリーランド州のU.S.ナーバル·アカデミー博物館に展示されている。モデルシップウェイ社のキットを使っているものの、キットで使用したのはキールとフレームぐらいであり、ほとんどスクラッチビルドといえる。全ての木は自分で挽き出し、また滑車、クリート、舵輪、すのこなど艤装類も全て自作。リギングについても極力正確に再現したが、1/48といつても船が絶対的に小さいため苦しかった。
24-55
アンフィオン
貝羽 心一
年代 | 1778年 | |
船籍 | スウェーデン | |
縮尺 |
1/40 |
|
キット |
コーレル社 |
|
24-55
Amphion
KAIBA Shinnichi
帆船模型作りを始めた頃は無我夢中で作っていたが、約2年を経た最近は、考え込むことが多くなり手が進まなくなった。特にロープ張りが苦手。また、帆の実感を出すのにたいへん苦労してしまった。何とかまとまつたロープ展」に出品でき喜んでいる。
24-56
アンフィオン
(第2回教室参加作品)
梅田 安次
年代 | 1778年 | |
船籍 | スウェーデン | |
縮尺 |
1/40 |
|
キット |
コーレル社 |
|
24-56
Amphion
UMEDA Yasuji
伊東屋の第2回帆船模型教室に参加。そのときの教材がこの「アンフィオン」。作者にとって初めての帆船模型である。
帆を付ける段階まで何とか漕ぎつけたが、デッキはもとよりヤードにも滑車が足りないことが分かり、後から追加したために必要以上に苦労をすることになつた。図面をよくみていなかつた崇りである。
実船の「アンフィオン」は、有名なF.A.チャップマンが設計したスウェーデンのロイヤルヨットである。
24-57
ラ・グロワール
丹羽 正
年代 | 1778年 | |
船籍 | フランス | |
縮尺 |
1/90 |
|
キット |
マモリ社 |
|
24-57
La Gloire
NIWA Tadashi
喫水線引きに失敗したように思う。スターン(船尾)部分をもう数ミリ上げる必要がある。ガンポート付近の外板塗装に使ったリキテックスは、黄色は上手く仕上がったが青色は美しくない。ラッカー系の塗料の方がよかったかも知れない。リギンの方は、図面に詳細な記述があり作り易かつた。トゲルンマストのシュラウドのラットラインは省略し、また、クローズフートのステイ側処理を変更した。動索末端のビレイピンへの結束と余剰口ープの処理が上手くいかず大いに苦労した。
24-58
バウンティ
三澤 寛 (会員)
年代 | 1787年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/64 |
|
キット |
マモリ社 |
|
24-58
HMS Bounty
MISAWA Hiroshi
帆船には一隻一隻それぞれの歴史がありドラマがある。
1787年バウンティは、タヒチのパンの木を西インド諸島の植民地に移植することを目的に、南太平洋のタヒチに派遣された。しかし移送途上、艦長ブライの厳格さに対する反発から英海軍史上有名な反乱事件が勃発して計画は坐礁した。マーロン·ブランド主演の「戦艦バウンティ」という映画はこの反乱事件を描いている。
24-59
バウンティ
小田 衛 (会員)
年代 | 1787年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/64 |
|
キット |
スクラッチビルド |
|
1789年4月28日明け方に南太平洋上で起きた反乱は、艦長ブライの奇跡的な生還、反逆者クリスチャンの逃亡、ピトケアン島でのバウンティの炎上消滅、後日わかつたことだが、植民地の農奴には結局パンを食する習慣がなかったこと等々、言い換えればその発端から意味のない航海であったといえよう。1/96という小さい縮尺への挑戦もさることながら、反乱の起きた南太平洋の地図を船台面に描き、バウンティと追放された艦長ブライ一行のランチの各々の航跡を辿るための資料集めが大変だつた。
24-60
バウンティ
竹本 喜道
年代 | 1787年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/64 |
|
キット |
マモリ社 |
|
24-60
HMS Bounty
TAKEMOTO
キットには付いていない帆を付けることにしたので、ヤードの位置や滑車の数、ロープの処理などに苦心した。
バウンティは、史上有名な反乱事件の舞台となつたイギリスの特務艦。
24-61
ノーチラス
宮島 俊夫 (会員)
年代 | 1797年 | |
船籍 | アメリカ | |
縮尺 |
1/20 |
|
キット |
スクラッチビルド |
|
帆のある潜水艦を作りたいとの思いは前々からあった。だがナポレオンに計画を持ち込んだにしては断面図1枚しかない。会員の元船員さんの知識を頼りに自由に解釈して作り上げた。船体は銅版製とあるので、木型を作り0.5ミリの銅版をたたき伸ばし、絞って作るのはたのくるしい。フルトンがナポレオンに実験を見せた時の報告では「直線運動のため機関部に2名、舵に1名を配し、艦の2方向の釣り合いをとる機械は私が管理した。約7分間、400M潜航を続けた後、浮上した」とある。
24-62
ハンター
(第3回教室参加作品)
平田 幸子
年代 | 1797年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/72 |
|
キット |
マモリ社 |
|
24-62
Hunter
HIRATA Sachiko
伊東屋の第3回帆船模型教室に参加して作った作品。
ブルワークの外板部分の作業手順を間違えて3度も張り直したりした。木工作業は初めての経験で道具や要領がわからず、奥村先生や教室の仲間にいろいろ教えてもらい、やつと完成に至ったもの。これを手始めに更に本格的な作品に挑戦すべく意欲を燃やしています。
24-63
ハンター
(第3回教室参加作品)
安田 英文
年代 | 1797年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/72 |
|
キット |
マモリ社 |
|
24-63
Hunter
YASUDA Hidefumi
これも帆船模型教室での作品。下半身(船体)よりも上半身(マスト·ヤード·帆·ロープ)の苦労が多かつた。特に帆の縫製に一番手間がかかつた。ミシン縫いは小学校の家庭科以来の経験である。「お父さんはミシンが使える」と妙に家族の尊敬を受けることになつた。父親の針仕事の姿を子供たちは内心どんな気持ちで見たのであろうか。
24-64
ハンター
(第3回教室参加作品)
高橋 卓雄
年代 | 1797年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/72 |
|
キット |
マモリ社 |
|
24-64
Hunter
TAKAHASHI Takuo
はじめての帆船模型なので、最初はどのように製作したらよいか戸惑った。伊東屋の帆船模型教室に参加していたので、奥村先生の名講義や教室の皆さんに励まされ、どうやら完成に漕ぎつけることができた。この一隻でだいたいの製作工程が理解できたので、次作はもっとスマートに、また、手順よく作れるのではないかと楽しみにしている。
24-65
ハンター
(第3回教室参加作品)
横山 士郎
年代 | 1797年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/72 |
|
キット |
マモリ社 |
|
24-65
Hunter
YOKOYAMA Shiro
帆船模型は既に1隻作っていたが、より本格的にやりたくて伊東屋の帆船模型教室に参加した。この「ハンタ一」はそこで皆が一育に作り出した作品である。何分、船のことはわからないことばかりだったが、奥村講師の適切なご指導でどうにか完成に至ったのは幸いであった。
これで帆船模型作りの入り□に手をかけることが出来たと思っている。
24-66
ハンター
(第3回教室参加作品)
関口 正巳
年代 | 1797年 | |
船籍 | イギリス | |
縮尺 |
1/72 |
|
キット |
マモリ社 |
|
24-66
Hunter
SEKIGUCHI Masami
第3回帆船教室に参加。これが最初の帆船模型である。
以前から挑戦しようとしていたが、キットの箱を開け、夥しい材料や複雑なリギンの図面を見てギブアップ。しかし、今回は奥村講師の指導のもと、いきなり「中級以上の船」を作ることになり、初心者にはかなり高度な技法も要求された。適切な指導を受けているのにもかかわらず何度も手順を間違え修正したが、何とか完成。今回の経験で「最後まで根気よく作り完成させる」ことの大切さを認識したのは収穫であった。
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