41-08
キング・オブ・ミシシッピ
King of the Mississippi
建造年/年代: | 1900年代 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/80 |
キット/自作: | Artesania Latina |
製作者: | 志村 健次 |
製作期間: | 1年 |
19~20世紀にかけてアメリカのミシシッピ川で主に物資の輸送や観光船として就航した外輪船です。このような外輪船は道路が未整備だった当時のアメリカ国内の大河川で、各地を結びアメリカの発展に大きく貢献した。アメリカの古き良き時代を彷彿させる夢のある船です。
41-09
ピューリタン
Puritan
建造年/年代: | 1885 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/50 |
キット/自作: | マモリ |
製作者: | 中川 宏人 |
製作期間: | 1年1ヶ月 |
1870年に開催されたアメリカズ・カップは翌1871年から2艇によるマッチレースの形になり現在に至る。この船は1885年に進水した全長28.65mのスループである。当時のアメリカのヨットの特徴である可変式キールを備えている。レースはイギリス艇に僅か2レースで勝利し、防衛を果たす結果になった。製作では戦列艦とは違ってリギングにはそれ程苦労しなかったが、帆のミシン掛けには腐心した。
41-10
ケイト・コリー
Kate Cory
建造年/年代: | 1856 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: | モデルシップウェイ |
製作者: | 泉 邦幸 |
製作期間: | 1年 |
1856年マサチューセッツ州で建造された捕鯨船。最初はスクーナー型の帆装であったが、2年後にこの様なブリッグ型に改装された。これにより荒天時の安定性が良くなり、鯨の解体作業もし易くなった。1863年、僅か5回の航海のあと、南軍のCSSアラバマにブラジル沖で拿捕され焼かれた。
41-11
フェア・アメリカン
Fair American
建造年/年代: | 1780 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: |
1/48 |
キット/自作: | Lauck Street Shipyard |
製作者: | 三上 裕久 |
製作期間: | 1年 |
アメリカ独立戦争当時の私掠船。構造模型の入門に手ごろなキットと思い購入した。練習のつもりで気楽に作り始めたが、結構手こずった。
41-12
チャールズ・モーガン
Charles W. Morgan
建造年/年代: | 1841 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: |
1/64 |
キット/自作: | モデルシップウェイズ |
製作者: | 栗田 正樹 |
製作期間: | 6年10ヶ月 |
アメリカ捕鯨産業が絶頂期の1841年に進水、1921年退役までの80年間に37回の航海を行なった。700隻以上の捕鯨帆船が活躍した中で唯一生き残り、現在コネチカット州ミスティック・シーポート博物館に係留保存されている。老朽化対応の修繕が完了した2013年に38回目となる記念航海が行われた。製作は仕事の合間の休日工作で思いの外時間が掛ったが何とか漕ぎ着けた。使用した電動工具はルーターのみ、自作の治具やゲージを工夫した。
41-13
HMS ミネルバ
HMS Minerva
建造年/年代: | 1780 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: |
1/64 |
キット/自作: | Caldercraft(部分使用) |
製作者: | 土屋 勝司 |
製作期間: | 1年3ヶ月 |
英国海軍の38門フリゲート艦で他に3隻の姉妹艦がある。1790年、海軍省は軍艦の装飾の簡素化を定めたため、後の艦にはフリーズ(舷側や.船尾にペイントされた天使・動植物・幕などの模様)が無い。また船食虫被害の対策として船底に銅板を貼った初期の船である。船名はローマ神話の女神で医学・知恵・戦いなどを司る。アナポリスの米国海軍兵学校博物館にあるこの船の模型に魅せられて製作したが、彼我の技術の隔たりを痛切に感じた。
41-14
チャールズ ヨット
Charles Royal Yacht
建造年/年代: | 1670年代 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: |
1/64 |
キット/自作: | ウッディジョー |
製作者: | 田中 嘉明 |
製作期間: | 10ヶ月 |
英国王チャールズ二世は、オランダより寄贈されたヤハトを好みヨット“メアリー”と改名した。これが英国におけるヨットの始まりとされている。彼が王位に在った25年間に25隻の王室ヨットを建造したと言われている。この模型は昨年の帆船模型教室で、講師を務めたときに教材として製作したものだ。このキットは帆船模型造りの基本ノウハウが網羅され、作り易さとともに受講生を飽きさせない華麗さと豪華さを備えている。
41-15
シャペロン
Chaperon
建造年/年代: | 1884 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: |
1/48 |
キット/自作: | モデルシップウェイズ |
製作者: | 肥田 純 |
製作期間: | 6ヶ月 |
1884年、オハイオで建造された外輪船。ケンタッキー州グリーンリバーで運行されていた。全長120フィート全幅21フィート、4層甲板の船である。楽しい模型にしたいので、乗客を乗せ、室内照明を点灯(LED)し、フォスター作曲「スワニー河」のオルゴールを組み込んだ。河の船旅の雰囲気を感じて戴ければ良いのですが。
41-16
ビーバー
Beaver
建造年/年代: | 1835 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: |
1/64 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 佐藤 憲史 |
製作期間: |
5年 |
Hudson's Bay Co.が北米西岸の探査のためロンドンで建造した小型外輪船。蒸気機関が船体の40%を占めるため、乗員居住区や貨物室が著しく制限された。初期の蒸気船はコストの掛る石炭か、石炭がない場合、行く先々で伐採する薪を燃料としたため帆船より運航コストは掛った。1836年には乗員17名、木こり (woodcutter) 13名の総員30名で運行した。
41-17
サイド・レバー・スチーム・エンジン
建造年/年代: | 1835 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: |
1/32 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 加藤 史郎 |
製作期間: | 1年5ヶ月 |
20年前にパリの海事博物館で彫刻のような美しさの「Le Sphinxのサイド・レバー・エンジン」に魅せられて以来、このような設計図を探していたが、ようやく「Beaver」の設計図を入手できた。このエンジンは18世紀初期に蒸気利用による揚水ポンプの発明から約百年を経過して、外輪船用として最も多く使用されたものである。この間、蒸気機関ははずみ車無しでの起動や逆転装置など様々な改良がされたが、蒸気の圧力が低いので、ピストンを蒸気圧と大気圧の両方で押すために、一方を真空にする装置が必要であった。
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ⓐフランス海軍のキャノン砲
ⓑ18世紀英国のカロネード砲
建造年/年代: | 18世紀 |
国籍/建造地: | ー |
縮尺: |
1/50(推定) |
キット/自作: | アマティ |
製作者: | 小野 享司 |
製作期間: | ⓐ 5ヶ月 ⓑ 2ヶ月 |
ⓐフランス海軍の74門艦に搭載されていた1780年頃の8ポンド キャノン砲の模型。
ⓑ18世紀英国のカロネード砲。その名の由来はスコットランドのカロン社(Carron)が18世紀後半にこの型の砲を作ったことによる。
通常の帆船模型では大砲のロープはやや省略されるので、詳細が知りたくて製作した。
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ファントム
Phantom
建造年/年代: | 1868 |
国籍/建造地: | America |
縮尺: |
1/96 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 小林 紀雄 |
製作期間: |
Dennison Lawlorによりパイロット・スクナーとして設計され、1868年に検層された。1886年ロングアイランド沖で沈没するS.S.オレゴンの乗員・乗客を救助した記録がある。1888年3月ニュー・ジャージーのサンディーフック岬で暴風雪のため沈没。
テーマはFull scratch(フルスラッチ)、すべて自作した。昔構造模型の練習をした際の船体を使用したため、構成素材に統一性に欠けるが見た目まずまずに仕上がったのではないかと思う。部品は少ないがこのサイズの滑車などを自作する場合、同じものを量産するのがまだまだ、である。