41-01
アルフレッド・ウォリスへのオマージュ
Hommage to Alfred Warris
建造年/年代: | 1900年頃 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/54 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 松本 善文 |
製作期間: | 3年 |
1900年頃のコンウォール地方の港町、セント・アイブス漁港の風景をベースとし、4隻の漁船とセント・アイブス東突堤の灯台(1883年)、南突堤の灯台(1896年)を組み込んだジオラマ。2007年、東京都庭園美術館で開催された「アルフレッド・ウォリス展」の図録を参照に、そこに描かれた漁港の風景をジオラマに仕立てた。2009年の出品では灯台一基が未完成であったが、今回は完成した状態で出品することができた。
41-02
ワンダー
Wonder
建造年/年代: | 1963 |
国籍/建造地: | アイルランド |
縮尺: | 1/80 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 青木 武 |
製作期間: | 1年 |
ダブリン・ドックヤード製52フィートクラスのトローラー・ヨットを改装した完全なクルージング・ヨット。地勢上、帆は意外に小型。地球温暖化のため、南極の氷が減少し氷山の中から出現したガレオン船を、クルージング船で見学中というストーリーに仕立てたジオラマ。
41-03
日本丸
Nippon-Maru
建造年/年代: | 1984年 |
国籍/建造地: | 日本 |
縮尺: | 1/80 |
キット/自作: | ウッディジョー |
製作者: | 長崎 景 |
製作期間: | 2年 |
全長110m、幅14m、高さ11m、総トン数2570t。搭載人員190人。「太平洋の白鳥」と呼ばれる練習船。設計から製作まで総て一貫して我が国で行った。帆走性能は初代日本丸をはるかにしのぐ世界でも有数の高速帆船。帆船模型教室終了後の最初の船で稚拙な点が多いが、特に以下3点に留意した。①帆は風をはらんだ膨らみを持たせる。②船腹は滑らかに、塗装の境は真っ直ぐに③詳細な作成記録を作る。教室卒業生で結成した会のお陰で短期間で完成した。
41-04
スタークリッパー
Star Clipper
建造年/年代: | 1992 |
国籍/建造地: | ルクセンブルグ |
縮尺: |
1/125 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 塩谷 敏夫 |
製作期間: | 2年6ヶ月 |
現役のクルーズ帆船。乗客170名,乗員74名、全長115.5m。2008年、この船がプーケット(タイ)から島々を巡るクルーズに、ザ・ロープの会員と共に参加した。乗船の思い出に製作したが、既に同船を製作した先輩に製作技術を教わった。昨年は製作途中の展示であったが、今年はマスト、帆、リギングを作り出品できた。近代帆船の自作は、塗装、ハンダ付け、帆の製作などのノウハウが多く、製作時間より考えている時間が多かった。
41-05
マリ・ジャンヌ
Marie-Jeanne
建造年/年代: | 1908 |
国籍/建造地: | フランス |
縮尺: |
1/50 |
キット/自作: | ビリングボート |
製作者: | 三木 克哉 |
製作期間: | 10ヶ月 |
ビスケー湾の漁港コンカルノの“びんちょうマグロ漁船”。漁法は船の両舷に20m余の竿が有り、真鍮ワイヤーと釣り針、疑似餌が左右7つずつ付けられ、漁の時に水平に降ろされる。19世紀末に沖合での漁に適応するため、頑丈さとスピードを併せ持つこの様な"Dundee"と呼ばれる形に落ち着いた。乗員12名で50~60tの大型帆装漁船。初心者向けキットであるが、船体フレーム以外はAAMMの図面を使ってスクラッチビルドになった。船員やマグロは古い写真を参考に再現した。
41-06
マリ・ジャンヌ
Marie-Jeanne
建造年/年代: | 1908 |
国籍/建造地: | フランス |
縮尺: |
1/50 |
キット/自作: | ビリングボート |
製作者: | 羽仁 勝喜 |
製作期間: | 10ヶ月 |
フランス北西部ビスケー湾の漁港コンカルノの“びんちょうマグロ漁船”。漁法は引き縄漁で、船の両舷前方に20m余の竿が有り、真鍮ワイヤーと釣り針、疑似餌が左右7つずつ付けられ、漁の時に水平に降ろされる。19世紀末に沖合での漁に適応するため、頑丈さとスピードを併せ持つこの様な形に落ち着いた。乗員12名で50~60tの大型帆装漁船。キットの図面、取説が不充分で、木の材質にも満足できず、AAMMの図面も使って半スクラッチビルドになった
41-07
サー・ウィンストン・チャーチル
Sir Winston Churchill
建造年/年代: | 1966 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: |
1/75 |
キット/自作: | ウッディジョー |
製作者: | 星野 元典 |
製作期間: | 6ヶ月 |
英国の若者の訓練向けに建造された現代帆船。現在はギリシャ船籍。製作については、甲板の“にぎやか”な船に挑戦してみた。キットであるが高齢者にはややツライ加工もある。「それも試練の内」と負け惜しみをつぶやきながら、諸先輩の「博物館級・美術館級」には及ばないが、何とか「ボケ封じ級」に仕上がった。塗装が不慣れで無残な部分もあるが、これも芸の内。不明な点はウッディジョーの担当者にメールでお世話になりながら楽しませてもらった。