![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=1070x10000:format=jpg/path/s8a2f6e7acbae5e1b/image/i961e5c4c0c704673/version/1714284874/image.jpg)
49-22
古代ローマの架橋船
福田正彦
年代 紀元1年
船籍 古代ローマ
縮尺 1/75
キット 自作(ジオラマ)
製作期間 1年4カ月
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=218x10000:format=jpg/path/s8a2f6e7acbae5e1b/image/ib6277b3d991fffd4/version/1723184905/image.jpg)
古代ローマ軍の簡易橋の設置に使用された船の群れのイラストから作った。古代ローマ軍はわれわれの想像以上の高い技術を持っていた。架橋船群にそれが現れて興味をもった。
49-25
サン・ファン・バウティスタ
井手眞喜雄
年代 | 1588年 |
船籍 | スペイン |
縮尺 | 1/55 |
キット | De Agostini |
製作期間 | 2年10か月 |
1588年のスペイン アルマダ海戦における22艘のガレオン船のうちの1艘で、参戦した同船名2艘のガレオン船の一つ750トネラーダ(トン)、大砲24門を装備し、戦士を含む296名の船員が乗船していた。
2002年に週刊ディアゴスティーニから発刊されたサン・ファン・バウティスタ号のキットを船体まで仕上げたところで、仕事の忙しさと作業の複雑さでマスト、リギングをギブアップしていた。
2021年~2022年の帆船模型教室でチャールズロイヤルヨットを製作、色々教えていただいた技法を基に20年ぶりに製作途中であった船体を改修し、完成することを目標にした。しかし改修部分が予想以上に多く手間取ったため、製作途中であるが展示会に出展することにした。
49-27
フリースラント
西野修博
年代 | 1663年 |
船籍 | オランダ東インド会社 |
縮尺 | 1/75 |
キット | Mamoli |
製作期間 | 3年 |
マモリ社の箱には、「17世紀当時、世界でも最高水準の造船技術を有したオランダで、砲80門搭載の第2級戦列艦として1663年に建造、1672年の第三次英蘭戦争最初のソールベイ海戦では、オランダ連邦共和国大艦隊の一翼を担い、イングランド・フランス両王国連合国軍に対する戦略的勝利に貢献した」と記載されている。ただし、それに該当する実船が存在したという記載がある文献は今のところ見当たらない。
帆船を作り始めて3隻目であるが、ヨット・マリーと比べると、作業そのものの手数が圧倒的に多く、段取り、技術の未熟さと知識の欠如を思い知らされた。日々単調な繰り返し作業への嫌気をいやしながら、仕上がったときの満足感を想像する我慢の日々であった。最も辛かったのは自身の体の不調により、ただ眺めるだけで、作業そのものができない期間が通算で2年強あったことである。