第41回帆船模型展 (3/6)

Photo Gallery of the 41st Exhibition 2016


イギリスの帆船

41-19

ゴールデン・ハインド

 

Golden Hind


建造年/年代: 1577
国籍/建造地: イギリス
縮尺: 1/50
キット/自作: ウッディジョー
製作者: 菊池 幸雄
製作期間: 1年
Period: 1577
Nationality: England
Scale: 1/50
Kit: Woody Joe
Built by: Yukio Kikuchi
Work devoted: 12 months

イングランドのガレオン船で1577年に建造された。当初は「ペリカン」という名がついていたが、フランシス・ドレークの乗艦となり、世界周航を行なった際の出資者であるクリストファー・ハットン卿の紋章にちなんで、「ゴールデン・ハインド」と改名された。現在イギリスなどに複数の複製が存在する。まだ2隻目の製作で未熟な点もあり、特に塗装、各種ロープの張り方に苦労した。


41-20

HMS シャイン

 

HMS Shine


建造年/年代: 1712
国籍/建造地: イギリス
縮尺: 1/45
キット/自作: 自作
製作者: 堀岡 長紀
製作期間: 1年10ヶ月
Period: 1712
Nationality: England
Scale: 1/45
Kit: Scratch built
Built by: Takenori Horioka
Work devoted: 1 year & 10 months

Mantuaのキット図面から自作した。キットの解説によれば1712年バミューダ島で建造されたカッターであるが、スピードアップを図るためマストを追加しこの型になった。昨年、一昨年の展示会場にて、製作実演で作っていた船。キットの部材を使用せず全てヒノキの生地仕上げとし、ロープも白一色を使い全体を明るく仕上げた。図面はセールなしであったが、ボースンの気分で自分勝手にセール、リギングを追加した。

 


41-21

ロイヤル・キャロライン 

 

Royal Caroline


建造年/年代: 1749
国籍/建造地: イギリス
縮尺: 1/48
キット/自作: 自作
製作者: 岩本 和明
製作期間: 3年
Period: 1749
Nationality: England
Scale: 1/48
Kit: Scratch-built
Built by: Kazuaki Iwamoto
Work devoted: 3 years

1749年英国デットフォードで建造されジョージ二世が愛用した3本マストの王室専用ヨット。装飾を楽しむつもりが船体の彫刻だけで2年も掛ってしまった。装飾はツゲを彫刻し、同じ形は低溶融金属で複製した。艦尾には海神・女神・女王などが、舷側はいろいろな人物や動植物が配置されている。色彩は王室ヨットなので“アナトミー”の解説を参考に華やかにし、艦尾の居室の床材はマホガニーとエリマキの寄木細工にした。


41-22

HMS ベローナ

 

HMS Bellona


建造年/年代: 1760
国籍/建造地: イギリス
縮尺:

1/100

キット/自作: コーレル
製作者: 清水 謙一
製作期間: 2年
Period: 1760
Nationality: England
Scale: 1/100
Kit: Corel
Built by: Kenichi Shimizu
Work devoted: 2 years

1760年に建造の英国の74門艦。その後50有余年にわたりフランス、オランダ、スペインに対する海上作戦に従事し、北海や西インド諸島まで遠征した。1814年9月に解体された。船の美しさに魅かれて製作を始めたものの船首・船尾の複雑な工作に閉口し、数度の中断を経てやっと完成した。甲板上の艤装やロープ類は自己満足ではあるが、見ていて時間を忘れる。


41-23

HMS フライ

 

HMS Fly


建造年/年代: 1776
国籍/建造地: イギリス
縮尺:

1/64

キット/自作: ヴィクトリーモデル
製作者: 篠崎 精一
製作期間: 3年
Period: 1776
Nationality: England
Scale: 1/64
Kit: Victory Models
Built by: Seiichi Shinozaki
Work devoted: 3 years

この船は1776~1780年にかけて建造されたスワン級フリゲートの5番目の艦で、1776年に進水した。FLYの原図面は存在しており、このクラス艦としては端正な船体ライン、また装飾・彫刻に富んでおり魅力的である。

 

 


41-24

バウンティ

 

Bounty


建造年/年代: 1784
国籍/建造地: イギリス
縮尺:

1/60

キット/自作: アマティ
製作者: 福島 一
製作期間: 15ヶ月
Period: 1784
Nationality: England
Scale: 1/60
Kit: Amati
Built by: Hajime Fukushima
Work devoted: 15 months

全長27.7m幅7.4m定員46人の小型だが3本マストの全帆装船(full rigged ship)である。ミッションのパンの木をタヒチから西インド諸島へ運ぶ途中で反乱が起きる。武装船としては4ポンド砲4門、小型旋回砲10門のカッターに分類される小型の帆船であるが、全帆装で模型としては存在感がある。5回も映画化されており“バウンティ物語”は興味が尽きない。

 

 


41-25

レディ・ネルソン

 

Lady Nelson


建造年/年代: 1800年頃
国籍/建造地: イギリス
縮尺:

1/64

キット/自作: ヴィクトリーモデル
製作者: 肴倉 忠
製作期間: 5ヶ月
Period: 1800
Nationality: England
Scale: 1/64
Kit: Victory Models
Built by: Tadashi Sakanagura
Work devoted: 5 months

この模型は18世紀後半~19世紀初頭の典型的な英国海軍のカッターをモデルにしている。このようなカッターは英国南部のフォークストン港とその周辺の密輸業者を取り締まるため、英海軍が採用した。原型となったカッターのサイズはキール長16m(52.5ft)巾5.3m(17.5ft)重量60t、将校と水夫を合わせ約30人の乗員で運用していた。

 

 


41-26

HMS ホットスパー

 

HMS Hotspur


建造年/年代: 19世紀初め
国籍/建造地: イギリス
縮尺:

1/60

キット/自作: グンゼ産業
製作者: 佐々木 高行
製作期間: 4年
Period: Early 19th century
Nationality: England
Scale: 1/60
Kit: Gunze Sangyo
Built by: Takayuki Sasaki
Work devoted: 4 years

セシル S. フォレスターの海洋冒険小説 “海の男:ホーンブロワー・シリーズ”に登場し、大活躍したホーンブロワー艦長のスループ艦である。実在した船ではないが当時の特徴を全て備えている。ホーンブロワーの物語は、英仏戦争を題材にした海洋小説であり、それを思い起こしながら製作して行く過程は来るべきフランス海軍との対決を主人公と一緒に準備している気持ちになれ充実した時間であった。

 


41-27

カティ サーク

 

Cutty Sark


建造年/年代: 1870
国籍/建造地: イギリス
縮尺:

1/78

キット/自作: セルガル
製作者: 石川 美雅
製作期間: 2年2ヶ月
Period: 1870
Nationality: England
Scale: 1/78
Kit: Sergal
Built by: Yoshimasa Ishikawa
Work devoted: 2 years and 2 months

19世紀に建造されたイギリスの快速帆船。中国からイギリスまで紅茶を運ぶティークリッパーとして、いかに速く一番茶を届けるかを競った。しかし、その建造はスエズ運河の完成直後であったため、ティークリッパーとして活躍した期間は短い。実船はロンドン近郊のグリニッジで保存展示されている。模型の船底の銅板は2900枚あり綺麗に貼るのに苦労した。また、キット、カティサーク博物館の図面、実船のリギングが異なるため、40周年記念旅行で撮ってきた多数の写真をもとに実船に忠実に張った。