第39回帆船模型展-3

Photo Gallery of the 39th Exhibition 2014

19世紀の帆船


 

39-24

蓬莱丸(菱垣廻船)

Horai-maru


年代 :
  19世紀  
船籍 :
  日本  
縮尺:   1/72  
キット:   ウッディジョー  
製作者:   赤道 達也  
製作期間:
  2ヶ月  
Period:   19th century
Nationality:   Japan
Scale:   1/72
Kit:   Woody Joe
Built by:   Tatsuya AKAMICHI
Work devoted:   2 months

蓬莱丸は江戸時代に大阪と江戸の定期輸送船(廻船)で1624年頃から定期的な航海が始まり、木綿・油・酒・醤油・砂糖などを運んだ。菱垣とは両舷に設けられた垣立(かきたつ)の下部に廻船問屋の目印として菱組格子の装飾を施したことに由来する。

キットは殆どの部品がレーザー加工で組立易く2ヶ月で完成。搭載した伝馬船はいろいろな人からの助言があり3隻目のもの。

 


39-25

五大力船

Godairikisen


年代:
  19世紀  
船籍:
  日本  
縮尺:   1/50  
キット:   自作  
製作者:   霞  崇  
製作期間:
  8ヶ月  
Period:   19th century
Nationality:   Japan
Scale:   1/50
Kit:   Scratch built
Built by:   Takaxhi KASUMI
Work devoted:   8 months

五大力船は江戸近郊の海を航行した廻船。五大力船は海船だが、千石船などの廻船にくらべ小型のため、海から直接川に乗り入れて市中の河岸に横づけし、荷役が出来るという利点があった。川を航行する際に棹を使用するため、船の両端に棹を使う漕ぎ手が乗る台がついていた。

製作にあたって国立国会図書館で図説和船史話(著者石井謙治)の中に、五大力船の記事があり、その中で五大力船の図面、広重の描いた木更津船の五大力、川の博物館、関宿城博物館などの展示船を参考にした。

 


39-26

菱垣廻船

Higaki-Kaisen


年代 :
  19世紀  
船籍 :
  日本  
縮尺:   1/72  
キット:   ウッディジョー  
製作者:   星野 元典  
製作期間:
  6ヶ月  
Period:   19th century
Nationality:   Japan
Scale:   1/72
Kit:   Woody Joe
Built by:   Motonori HOSHINO
Work devoted:   6 months

菱垣廻船は江戸時代大阪から江戸へ日常物資を運送したのが始まりと言われている。廻船とは商船で、呼び名は弁才船の上部舷側にある垣立(かきたつ)が菱形に模様を組んだ部分「菱垣」と言われている。

非常に精密なキットで組み上げ中に気を抜けない作業の連続であった。

 


39-27

菱垣廻船

Higaki-Kaisen


年代:
  19世紀  
船籍:
  日本  
縮尺:   1/72  
キット:   ウッディジョー  
製作者:  

奥村 義也

 
製作期間:
  7ヶ月  
Period:   19th century
Nationality:   Japan
Scale:   1/72
Kit:   Woody Joe
Built by:   Yoshiya OKUMURA
Work devoted:   7 months

菱垣廻船は江戸より大阪方向又は大阪方面より江戸方向に生活用食料品等、運んだ大型の船である。1620年頃から江戸時代に使用された運送用の船であった。菱組格子の装飾を施した事に由来した運送船である。

 


39-28

ストーン・ウォール

Stone Wall


年代:
  1864  
船籍:
  日本  
縮尺:   1/200  
キット:   自作  
製作者:   宮島 俊夫  
製作期間:
  1年3ヶ月  
Period:   1864
Nationality:   Japan
Scale:   1/200
Kit:   Scratch built
Built by:   Toshio MIYAJIMA
Work devoted:   15 months

本艦は南北戦争中南部連合の発注でフランスで建造された。その後アメリカ北部合衆国からフランス政府に対して引き渡し契約が破棄された。そして本艦 はデンマーク海軍に譲渡されたが、南北戦争終了後アメリカ海軍が再購入した。その後日本では徳川慶喜の大政奉還により明治新政府が明治2年(1869年) 同艦を購入し甲鉄となり、五綾郭の函館戦争に参加した。後に東艦と命名された。

前回出来なかった帆装にかかったが、もともと満足な図面が無いので前檣は兎も角後檣の根本に砲塔があるので、スタンディングリギンやランニングリギンが砲口が遲らないように位置を決めるのに大分苦労した。

 


39-29

五稜郭(レリーフ)

Goryokaku


年代 :
  1867  
船籍 :
  日本  
縮尺:    
キット:   自作  
製作者:   宮島 俊夫  
製作期間:
  5ヶ月  
Period:   1867
Nationality:   Japan
Scale:   --
Kit:   Scratch built
Built by:   Toshio MIYAJIMA
Work devoted:   5 months

慶応3年(1867年)新政府側と旧幕府側で戊辰戦争が起こった。榎本武揚らは旧幕府艦隊を率いて江戸を脱出し、仙台にて大鳥圭介、土方歳三など旧 幕府軍を収容し、函館の五稜郭にたてこもった。政府軍は新鋭の甲鉄(ストンウオール)を含む艦隊で五稜郭を砲撃し、陸軍を援助し、五稜郭は崩落した。錦絵 の中に後に政府に仕えた榎本武揚、松平太郎、大鳥圭介そして戦死した土方歳三が描かれている。自分が製作したストンウオールが参戦した錦絵に興味をもって 手掛けた。錦絵に描かれる帆船は大抵帆走リギングにおかしな所があるので、あまり原画からはずれないように変更するのが苦労するところだが、彫ること自体 常に楽しんでいる。

 


39-30

ヤンガダ

Jangada


年代:
  --  
船籍:
  ブラジル  
縮尺:   1/20  
キット:   自作  
製作者:   関口 正己  
製作期間:
  2ヶ月  
Period:  
Nationality:   Brazil
Scale:   1/20
Kit:   Scratch built
Built by:   Masami SEKIGUCHI
Work devoted:   2 months

この船は昨年7月末にドイツ博物館Deutsches Museum,(ミュンヒェン)イザトーア館を訪問した際、記録した写真をもとに作図し、製作した船である。この船ヤンガダ(いかだ)は展示解説パネルに よれば:ブラジルの漁民は1週間程度の航海にはしばしばこの筏を用いており、 今日のウィンドサーファーのテクニック同様に、マストの角度を変えることが できるように6つのマスト差し込み穴を設けた構造になっている。

 


39-31

バレニエラ

Baleniera


年代 :
  1860  
船籍 :
  カナダ  
縮尺:   1/40  
キット:   自作  
製作者:   肥田  純  
製作期間:
  3ヶ月  
Period:   1860
Nationality:   Canada
Scale:   1/40
Kit:   Scratch built
Built by:   Jun HIDA
Work devoted:   3 months

バレニエラ は19世紀中頃ハリファクス近郷のタンクック島で建造。捕鯨用として使用された小型帆船。ザトウクジラは海面に出たり入ったりモーターで動く構造とした。セールの絵などは遊びの船造り。

 


39-32

ペン・デュイック

Pen Duick


年代:
  1888  
船籍:
  フランス  
縮尺:   1/33  
キット:   アルテサニア・ラティーナ  
製作者:   松下 利夫  
製作期間:
  3ヶ月  
Period:   1888
Nationality:   France
Scale:   1/33
Kit:   Artesania Latina
Built by:   Toshio MATSUSHITA
Work devoted:   3 months

ペン デュイックは1888年に建造されたレーシングヨット。キット図面を80%(1/28→1/33)に縮小し製作した。