第33回帆船模型展-5

Photo Gallery of the 33rd Annual Exhibition 2008

大型模型


33-47 ファルモス

Falmouth

年代:   18世紀   船籍: イギリス

縮尺:   1/75    ユーロモデル 

製作者:  瓜生 法男

製作期間:  2年

 

イギリス東インド会社の商船。商船でも私掠船や海賊から身を守るため38門の大砲を搭載する。また海軍の4等級の戦列艦に相当する大きさの船体を持つ。船首像と船尾飾りの一部を除き、キットの金属部品は使用せず、すべて自作した。ヘッドレールや船尾ギャラリーにはかなりの時間を費やしたが、仕上がりには満足している。



33-48 シャーク

Sharke

年代:   1711  船籍:   イギリス

縮尺:   1/50    スクラッチビルト 

製作者: 泉 邦幸 KUniyuki Izumi

製作期間:  1年

 

英国海軍の初期のスループ艦。英海軍の公式図面を基に、ほぼ同型であるコーレル社のレゾリューションをベースにして改造した。船首像は図面とは異なるが、私の好きなライオン像、宮島氏が彫られたライオン像の複製を取り付けた。帆の製作は難しく思い通りにならなかった。



33-49 インデスクリート

Indiscret

 

年代:   1750   船籍: フランス

縮尺:    1/50    アエロピコラ  

製作者: 木村 護 Mamoru Kimura 

製作期間: 1年10ヶ月

 

主に地中海で用いられた大三角帆(ラティーンセイル)が特徴のケベック船という船種。キットといっても30年以上前の大味なキットであり、したがってフランス海洋博物館(AAMM)発行の図面Le Chebecに基づき、キール、フレームから滑車まで自作。また装飾品もキャストで製作した。

 

 



33-50 ノルスケ・レーベ

Norske Love

年代:   1765   船籍: デンマーク 

縮尺:   1/75    ビリングボート

製作者: 金丸信次郎 Shinjiro Kanamaru

製作期間:  3年

 

デンマーク海軍の戦列艦は珍しい。これも30年前のキットで、とてもそのままでは作る気がせず、作図して作った。このためキットはフレーム数枚と大砲の先端部分26門、それに装飾部品の一部しか使っていない。板材は自分で製材、ロープ類は自分で撚ったものを使用。今回は船体模型であるが、今後マストまで完成させる予定。



33-51

アンフィオン

Amphion

 

年代:   1778   船籍: スエーテ゜ン

縮尺:   1/40    コーレル

製作者:  大池 誠 Makoto Oike

製作期間:  3年

 

スエーデンの王室ヨット。マスト、ヤードの製作途中で五十肩になった。ようやくロープ張りに入ったが、細いロープを結ぶたびに指先から肩に痛みが走る。五十肩と戦いながら、何とか完成させたい…とは10月時点の作者の悲痛な叫び?!

 



33-52 明治丸

Meiji-maru

年代:   1874(1988改修後) 船籍:日本

縮尺:   1/96    スクラッチビルト 

製作者: 赤道 達也 Tatsuya Akamichi

製作期間:  2年

 

明治9年、明治天皇が東北・北海道からの帰途にご乗艦。7月20日横浜に到着した日が海の記念日になる。越中島の海洋大学に明治31年の姿に改修し保存している。模型はその姿をの再現に同大学で資料を探し、写真を撮り、実測。船体外板の段差の表現、ロープの取り付けなど苦労の連続であった。



33-53

ドーン・トレッダー

Dawn Treader

年代:   1982   船籍: 日本

縮尺:   1/40    スクラッチビルト

製作者: 土屋 勝司 Katsuji Tsuchiya

製作期間: 11ヶ月

 

スペインで初の南極探検を行うために建造されたスクーナー。1991年に清水の企業が購入し、社員の研修や体験クルーズに使用している。現在は横須賀港に係留中。手すり支柱の1ミリの丸パイプに2カ所正確な穴を開けるのに苦労。船体と帆の波模様は大きく手書きしたものをパソコン処理し、転写シールを作って貼り付けた。



帆船模型売場お客様の作品コーナー【伊東屋協賛出品】

33-54 ベネチアのガレオン船

Venetian Galley

1571    ベネチア    

1/100    スクラッチビルト    

笹野 晃   Akira Sasano

1年 

1571年のオスマン帝国とキリスト教国連合艦隊が地中海の覇権をかけて戦ったレパントの海戦で後者の主力となったベネチアのガレー船の一隻。当時の信頼できる資料は殆ど残っていないが、船体構造や兵器、錨の配置などは詳しく調べ、またこの道の権威と思われるオハイオ州立大学某教授にも指導を仰ぎ、納得のいく形に作った。



33-55 ゴールデン・ハインド

Golden Hind

1577    イギリス 

1/50    ウッディジョー

志村健次    Kenji Shimura

3年6ヶ月    

フランシス・ドレイクがエリザベス女王の命令により、スペインの植民地を掠奪しながら世界一周を成し遂げた際に使用したガレオン船。窓枠のエッチング加工のほか、金属部品や船尾のエンブレムなどを自作した。



33-56 ゴールデン・ハインド

Golden Hind

1577    イギリス    

1/53    マモリ    

上野 格    1年4ヶ月

 

同上、キャプテン・ドレイクのガレオン船。ガレオン船とは、3~5本のマストに横帆と縦帆を持ち、船首楼と、非常に高い船尾楼を持つ船のことで、16世紀から17世紀初期にかけての大航海時代に使われた。伊東屋帆船教室で製作した帆船模型のデビュー作。  



33-57 ハーフ・ムーン

Half Moon

1609    オランダ    

1/50    コーレル  

武田竜一郎    5年

 

英国の探検家、ヘンリー・ハドソンがオランダ東インド会社の依頼で、ヨーロッパから西回りでインドに行く航路探検を行った際のガレオン船。まずは新大陸に行き当たり、ハドソン湾とハドソン河を発見した。「初心者向き」で取り組んだものの週末のみの作業、暑い夏は進まず、でも丁寧に作らねば・・・いつしか5年の月日が流れた。

 



33-58 フェレット

HM Sloop Ferret

1711    イギリス 

1/50    コーレル    

坪井浩一    1年8ヶ月 

 

英国の小型軍艦(スループ艦)。1711年の公式図面が現存し、同型艦にフェレットやシャーク等がある。コーレル社のレゾリューションもこの図を基にしており、船体形やデッキの配置を変えフェレットに改造した。砲門蓋は可動を試みたが作業中にポロポロ取れるので固定した。キットの金属製船尾装飾も捨て去り、実船同様簡素なものにした。



33-59 レゾリューション

HM Sloop Resolution

18世紀初期    コーレル    

イギリス    1/50    

大沼英一    1年6ヶ月    

 

英国が、主に英仏海峡での哨戒、連絡、偵察などのために建造したスループ艦。上記、1711年の公式図面と比較すると、キットの船体断面が少し角張っていると感じたので、同図面に合わせてフレームを自作し修正した。丸味のある可愛い船に仕上がったと思う。                                    



33-60 ホットスパー

HMS Hotspar

1803    グンゼ産業  

イギリス    1/75  

佐々木高行    3年  

 

ザ・ロープ創設者の一人、故竹内久氏の設計になる、ホーンブロワーシリーズに登場するスループ艦。かなり古いキットで、現在は市販されていない。実在した船ではないので自由な発想でパーツなどを追加した。                                    

                                

 



33-61 スクーナー・アメリカ

Schooner America

1851    マモリ    

アメリカ    1/66  

小林忠雄    9ヶ月

 

1851年のイギリスワイト島一周のヨットレースの優勝艇。この艇がアメリカに持ち帰ったトロフィーを巡っての争奪戦がアメリカズ・カップレースである。     

 



33-62 スループ船 

Sloop Ship

1912    コーレル  

フランス    1/25

山下純一    5ヶ月 

 

フランス北西部のブルターニュ半島にあるブレスト湾内で、貝類を獲っていたボート。1本マストの現代ヨットのような船をスループと呼ぶが、前掲レゾリューション等のスループ艦(等級の呼び名)との関連はない。船内の扉を開けると喫水線下が見える。また船台をひっくり返すと通常の船台になるよう、船台にも工夫を凝らした。  



33-63 バイキング船

Viking Ship

10世紀    スクラッチビルト

スカンジナビア

村石忠一    3ヶ月

 

バイキング世界の生活史6号のピェール・ジュベールのイラスト画を基に製作したレリーフ。イラスト画は夏の荒れた北海に氷河の山が逆光で描かれている。このレリーフは色付けを前提にして彫り始めたが大先輩から木地仕上げともう少し深く彫った方がとのアドバイスを受け、木地仕上げにしたが、深彫りは出来なかった。



33-64 プリンス

HMS Prince

1670    アエロピコラ

イギリス    1/140 

大島 勲    1年2ヶ月

 

砲数98門のイギリスを代表する第一級戦列艦。300年前の建造時に製作した模型がロンドンの科学博物館に展示されている。キットの主な改造はキールの作り直し、砲門の全てをオープン状態にしたこと。ロープではスティをサービング、ランニングリギングには15種類以上のロープを使用した。



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