第33回帆船模型展-1

Photo Gallery of the 33rd Annual Exhibition 2008

18世紀以前の帆船


33-1 中世のコグ船

Cog Ship

年代: 15世紀  船籍: スペイン

縮尺: 1/42     スクラッチビルト

製作者:  谷亀 隆興 Takaoki Yagame

製作期間:3ヶ月

 

スペインのドラセネス海事博物館に展示されているコグ船の模型で、オリジナルはオランダ・ロッテルダムの博物館が所有している。船型はコグ船と表示されているが、キャラック船に近いのでウッディジョーのカタロニア船図面を参考にして線図を自作して製作した。



33-2 フランダースの武装商船

Flemish Armed Ship

年代: 1470年  船籍:ベルギー

縮尺: 1/80    スクラッチビルト

製作者:浅川 英明 Hideaki Asakawa

製作期間:  1年

 

15世紀、ベルギーのスケッチ画から図面を作り、製作した武装商船。スケッチ画に描かれていない艤装などの詳細は当時の帆船から想定して製作。商船が武装しているのは自衛よりも海賊行為を行うためと思われる。



33-3 ゴールデン・ハインド

Golden Hind

年代: 1577年  船籍: イギリス

縮尺: 1/53    マモリ社キット

製作者:浦村 達也 Tatsuya Uramura

製作期間:2年

 

キャプテン・ドレークがエリザベス女王の支援によりスペインの植民地で略奪を重ねたガレオン型の私掠船。私掠船とは公認の海賊船のことで、奪った財宝の多さと功績からエリザベス女王はドレークに貴族の称号を与えた。スペインはドレークを海賊と見なし後に世界最大のスペイン無敵艦隊アルマダとイギリス艦隊との海戦が起きた。



33-4 ゴールデン・ハインド

Golden Hind

年代: 1577年  船籍: イギリス

縮尺: 1/53    マモリ社キット

製作者:森田 慎一 Shinicho Morita

製作期間:1年 

 

キャプテン・ドレークがエリザベス女王の支援によりスペインの植民地で略奪を重ねてイギリス人として最初に世界一周を果たしたガレオン船。船体の装飾はスペインを油断させるためにスペインのガレオンに似せて派手な塗装にしていた。



33-5 ゴールデン・ハインド

Golden Hind

年代: 1577年  船籍: イギリス

縮尺: 1/53    スクラッチビルト

製作者:鈴木 雄助 Yusuke Suzuki

製作期間:4ヶ月

 

ゴールデン・ハインドが海原を航海中の絵に魅せられて、その絵を彫刻で再現したレリーフ。材料は朴の木で、海原の表現に苦心した。



33-6 ローテル・レーベ

Roter Löwe

年代:   1597年  船籍: オランダ

縮尺:   1/55    マモリ社キット

製作者:赤股 清 Kiyoshi Akamata

製作期間:2年3ヶ月

 

ブランデンブルグの統治者フレデリック・ウイリアムがオランダで建造した小型のガレオン船。哨戒船に使われていたが、後にリスボンで積荷ごと売却された。キットの図面はロープの太さの説明が不足していたり、部品・素材の仕上げが荒いなどで手直しに振り回された。



33-7 ブラック・ファルコン

Black Falcon

年代:    17世紀  船籍: イギリス
縮尺:    1/100    マンチュア社キット

製作者: 岩倉 義昌  Yoshimasa Iwakura

製作期間:1年

 

キャプテン・キッドが数々の海賊行為に使用していた私掠船。キッドは実在の私掠船船長で公認の海賊であったが、1701年に逮捕されて絞首刑になった。この模型は作り始めると納得できない箇所が多々あり、色々と手を加えて50%はグレードアップ作品になった。特に帆の作りに工夫を試みた。



33-8 浪華丸

Naniwa-maru

年代:    1619年  船籍: 日本

縮尺:    1/150    スクラッチビルト

製作者:  坪井 悦朗  Etsuro Tsuboi

製作期間:7ヶ月

 

菱垣廻船は江戸時代に大阪から江戸に日用雑貨を運んだ大型帆船のことで千石船とも呼ばれる一枚帆の木造船。菱垣は舷側の装飾を兼ねた波よけの垣立が菱垣型であることに由来する。縮尺1/150の模型で屋久杉を使って船内の敷居、鴨居、障子、引戸などを作り可動できるようにした。



33-9 バーサの船首像

Figurehead of Wasa

年代:    1628年  船籍:    スエーデン

製作者:  上野宣孝

製作期間: 1年  スクラッチビルト

 

バーサはスエーデンのグスタフ王がバルト海の制海権強化のために建造した戦列艦。進水直後に湾内で突風により砲門から浸水して沈没した。原因は大砲の積み過ぎで重心が高くなったため。300年後に引き揚げて博物館に展示されている。船首像のライオンは実船写真を参考に彫刻したもので、バランスに苦労した。



33-10 チャールズ・ヨット

Charles Yacht

年代:    1674年  船籍:  イギリス

縮尺:    1/64    ウッディジョー    

製作者: 高橋 恒夫 Tsuneo Takahashi

製作期間: 6ヶ月

 

王政復古に成功してオランダから帰国したチャールズ二世に対し、アムステルダム市は亡命中に彼のお気に入りだったヤハトを贈った。彼はこのヤハトを参考にして25年間の在位中に25隻の王室ヨットを造る。このキットは装飾が綺麗なので手掛けた。船を引き立てる塗装は、色々と調合を工夫して塗装した。



33-11 ネプチューン

HMS Neptune

年代:    1692年  船籍:  イギリス

縮尺:    1/90    コーレル

製作者:  松原 滿 Mitsuru Matsubara 

製作期間:1年2ヶ月

 

ネプチューンはイギリス艦隊の3級戦列艦で、フランス艦隊とのラ・ホーグ海戦に参戦して勝利した。船名前のHMSは国王陛下の船を表している。製作では舷側厚板材のウエールの取り付けが難しく、ロープの各サイズは推定で選定した。




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