北ヨーロッパ Northern Europe

スウェーデン/デンマーク/イギリス 



スウェーデン Sweden

ストックホルム

 Stockholm 

寒冷の地にあるスエーデンという国が、いくつかの幸運な条件に恵まれた上に莫大な費用と多くの時間をかけてヴァーサを保存してくれたのは本当に幸せなことだと、この船を見るとつくづくそう思う。

ストックホルム2

 Stockholm

もちろんここはかの有名なノーベル賞授賞式の行われる会場だ。普段はがらんとした石造りの大きな空間で周囲を石柱で支えられたレンガ模様のアーチ型の回廊 が巡っているなかなか荘重な建造物ではある。

ヘルシンボリ

 Helsingborg

コペンハーゲンからほぼ真北に行くとデンマークとスウェーデンに挟まれたカテガット海峡がいちばん狭くなっているところがありそれをエーレスンド海峡というようだ。



デンマーク

エーア島/エロスコービン

Aroskobing

バルト海の航海といってもいったいどこへ行くのか、渡された書類ではさっぱりわからない。幸い霞さんが調査して、えらい離れ小島に行くんだぜと資料をくれたが、場所そのものはグーグルマップに頼るしかないのだ。

コペンハーゲン

 Copenhagen

前方にドーバー海峡ほどではないと思うのだが、白い崖を見ながら8時には朝食。今朝は卵2個の目玉焼きを注文する。「フライドエッグス プリーズ、サニーサイドアップ」と気取ってみたが、フライパンにはどこにも蓋がない。

クリスチャンソー

Christianso

/ボーンホルム島グルイエム

今回の航海範囲の東端にボーンホルム島という島がある。スウェーデンの南にあるかなり大きな島だがデンマーク領になっている。この島のほんの少し右上、つまり北東にいくつかの小さな島の塊がある。普通の縮尺で地図を見ても発見できないぐらい小さな群島だ。



イギリス

ポーツマス

  Portsmouth

フェリー乗り場前を右に曲がり、改札を出ると目の前に機帆フリゲート艦ウォーリアが現れる。全長128mの船体はとにかく長い。長さはビクトリーの約2倍。トン数は3倍もある。道路に沿って右に曲がると第一級戦列艦「ビクトリー」のロイヤルマストと旗が見えてくる。

ブリストル  Bristol

ロンドンから西に向かって190kmのところに人口41万人の港湾都市「ブリストル」がある。ブリストル港湾のドックに19世紀の帆船時代、世界で最初に建造された帆と蒸気機関兼用の鉄製豪華客船「S.S.グレート・ブリテン」が保存・公開されている(S.S.は蒸気船の略)。

グリニッジ

  Greenwich

グリニッジ標準時間5月21日(月)未明の4時45分頃、ロンドン・グリニッジの乾ドックに保存されていたカティーサークの船体から火災が発生した。消防車8台と消防士40名で消火作業にあたったが、火は1時間43分も燃え続け午前6時28分に鎮火した。


グリニッジ2  Greenwich

5年前の2007年5月、火災に遭い消失が懸念された「カティサーク」は歴史的帆船であり、グリニッジのランドマークである事から復元に向けた募金等の支援活動が行われ、同年9月から修復に取りかかった。

チャタム造船所

 Chatham Dockyard

ロンドンから東へ55km離れたチャタムに、16世紀に建設されたチャタム造船所が海事博物館として一般公開されている。当時、イギリス最大の造船所はデットフォードであったが、次がチャタム、以下ウリッジ、ポーツマス、ハリッジの順であった。



48-09  Beaver  1/64 scratch-built by SATO Kenji
48-09 Beaver 1/64 scratch-built by SATO Kenji