ボストン Boston


ダウンタウンから始まるフリーダムトレイルはチャールズ川を渡ったチャールズタウンで終わり、途中の川を渡って少し行ったところにコンスティチューション 博物館がある。ボストンの観光案内には必ずフリーダムトレイルが載っているが、街の中心から外れると、このトレイル目印の赤いガイドラインもあやふやに なってくる。
工事現場を歩くようにロープでしきってある通路だったり、足下が悪いところは工事現場の板が敷いてあったりするところを歩き、 川を渡った対岸の公園にやっとたどり着いた。あとは勘でこっちの方だろうと歩き続け、倉庫のような建物を曲がったところに「オー!あったー」。待望のコン スティチューションの美しい船体が目に飛び込んできた。 
もう2時半です。

Old Ironsides U.S.S. Constitution
Old Ironsides U.S.S. Constitution

コンスティテューション博物館 U.S.S. Constitution

先ずは博物館を観てからということで、倉庫のような建物の博物館らしくない小さな赤いドアーを押して入りました。正面右側の映写室で今までの歴史あるコンスティチューションの艦歴の映画を10分ぐらい見てから展示物を見て廻った。3本マスト、全長62mのフリゲート艦は1797年に進水し、32ポンド、24ポンドの大砲を44門備えた木造帆船です。館内の展示物は大砲の玉を入れる前の掃除とか、砲撃方法の図があったり、戦闘場面の絵画、帆船模型、構造模型も数点あり、あまり大きくない博物館でしたが、充分楽しめた。さて、待望の実物コンスティチューションの見学と思ったら、時間制で40人程まとまって案内する仕組みです。はやる気持ちを抑えて待ち時間を写真を撮ったりショップで買い物をしたりしました。写真のようなロープ撚機があったので紹介します。ショップで15分ぐらい待って、やっと乗船の番になった。乗船して甲板に集まると、若い水平による説明が始まった。

上甲板と船内のキャノン砲(Cannon guns on the gundeck of the ship) 排水ポンプ(Sump pump)
上甲板と船内のキャノン砲(Cannon guns on the gundeck of the ship) 排水ポンプ(Sump pump)

スタイルはかってのトニー・カーティス張りで、海軍訛りの早口でまくし立てるが、全く判らない。説明を聞いているのは地元の観光客だけ、我々は説明を聞く時間が惜しくて大砲を見たり、マストを見上げてヤードを見たり、デッドアイのラヤードの縛り方の写真を撮ったりで大忙しです。甲板はニスが塗られていて飴色でした。ブルワークの船内側色は上甲板が緑色、船内は白色に塗られている。そして非常に多くのボルト、ナットおよび鋲で止められ頑丈そうです。コンスティチューションは独立戦争でイギリス海軍との戦闘時、イギリス船の砲弾がコンスティチューションの船体に当たっても、強いライブ・オーク製の外板に跳ね返って損傷を受けなかった。
そのことから、この船は「古い鉄の船腹」(Old Ironsides)と渾名されたことに納得するものがありました。下の階ではウィンドレス、マストおよび大砲の備品をみることが出来た。多くの船員のハンモックが半分に折られて整然と並んでいます。真鍮で出来た排水ポンプも磨かれて美しく輝いていた。コンステチューションはとてもきれいに整備され、さすがアメリカ海軍という感じがしました。短い時間に充分見たのですが、何かうしろ髪を引かれる思いで下船しました。

 

トレイルに出発(Leaving trail)
トレイルに出発(Leaving trail)

フリーダムトレイル Freedom Trail

地下鉄バークストリート駅で下車。駅出口そばにトレイルの案内所があったが閉まっている。風が冷たく寒かったが元気を出して赤いガイドラインに沿って歩くことにした。公園の中で可愛いしぐさのリスと何回か遭遇すると疲れた身体が癒される。
寒さで硬くなっている身体を動かしての観光です。マサチューセッツ州会議事堂、パークストリート教会、グラナリー墓地、キングス・チャペル、オールド・コーナー・ブックストア、旧州会議事堂、ファニエル・ホール、オールドシティーホールと赤いラインを探しながら、福田さんの解説を聞いて歩いた。新しい街の中に古い建物が調和している。歴史に残る建物を歩いて見られるのは確かにボストン観光のスポットです。
日本でも散歩コースなどをこんなアイデアで案内するように出来たら面白いと思う。今日は朝から大分歩いて、2万歩ぐらいでしょうか、ずいぶん歩いた。元気でないと帆船も見られません。

(塩谷敏夫)