シアトル2 Seattle


はるか遠くにずらりと並んでいるのは納入待ちの787型機
はるか遠くにずらりと並んでいるのは納入待ちの787型機

Future of Flightのツアー見学

ボーイングのエベレット製造工場、Future of Flightのツアー見学もおすすめだ。大型バス1台程度の人数でグループを組み、90分ほどで製造工場の3ラインを見ることができる。料金は大人一人 18ドル、英語のみのガイドがついた見学で、携帯電話やカメラ、また手荷物などは備え付けのロッカーに預けさせられ、また工場内に入りトイレもなく、ツ アー開始まえのオリエンテーションが結構うるさい。バスに乗って、エベレット工場で製造されている機種全てを、それぞれ分かれている工場を回るスタイル で、最初に747−8型の組み立てライン、次に777型機、最後に787型機の順番で見学する。

 

747型は日本航空ではすでに退役し、全日空も国内運用が近く終了するが、世界ではまだまだ活躍し、注文も入っている。特にエンジンの燃費向上と騒音を3割カットしたモデルは、貨物機のみならず Lufthansa などから注文が入っている。一機の値段は大凡3億ドル近くになり、エンジンは選べることがで きてるが値段も別建て。

777型機を見た後に787の組み立てラインを見学すると、787型がいかにコンパクトであるかが良く分かる。全日空が世界の航空 会社の中でローンチカスタマーとなっており、製造ラインの端に尾翼の航空会社別マークが一機ごとに掲示され、全日空のマークは全部で17機あった。

 

ガイドに日本から来たというと、まさに日本人は上客扱いであった。ツアーの最後ではボーイングショップの裏口に案内され、ロッカーまでの間、店の中を通る仕掛けとなっている。航空ファン、ボーイングファンにはたまらないであろう記念品などが販売されている。訪問時には納入待ちの787型機がはるか遠くにずらりと並んでいた。

 

ツアーガイドにボーングの機材に興味がある人向けに絶対おすすめと言われたサイトをご紹介しておく。ただし英語のみ。
http://www.newairplane.com



The Museum of Flight

次に飛行機ファンにとっておすすめは、航空博物館、The Museum of Flight。ライト兄弟の飛行機のレプリカは世界に3機あるそうで、その内の1機が展示されている。アメリカで製造された飛行機をボーング747の初号機の実物展示を含めてまで見学できる。

 

アポロ計画、月の石、国際宇宙ステーション、スペースシャトルなども網羅された展示となっている。入場料は18ドル、日本語の音声ガイドも3ドルで貸出 し、写真撮影もできる。一回の見学ではとても展示は見切れるとは思えず、案の定年間パスを販売していた。私として特に興味深い展示は、ボーイングの初期工 場の中がそっくりコピーされた展示があり、機体や翼が木製であり、これをどう加工し、また翼では揚力を出すためにカーブをどう出したかの実際の技法の展 示、また、パンアメリカン航空の歴史を模型とともに展示してある場所であった。

 

後者では飛行艇であるB314クリッパーや、羽田にも過去就航していたB29を改造した377ストラトクルーザーの解説で、377型では、機内サービスの 様子がカラー化したビデオで紹介されている。ベッドも付いていたり、機内食も現在のビジネスクラスのようにレストランでの食事となんら変化がない様子な ど、現在のサービスがすでに第二次大戦後の太平洋路線でも行われていたことが分かる。この他戦闘機では模型も豊富に展示されているとともに、実機の展示で は、747の初号機に加えて大統領専用機の中を見ることができるのもうれしい。大統領用の通信施設の電話はダイヤル式であったことも分かり、時代を感じさ せる。

 

ショップも併設され、文献は充実しており、重たい荷物になることは覚悟の上で、ボーイングの歴史や707型機の開発の歴史、博物館ガイドなど3冊を購入して日本に持ち帰った。

公式サイト
http://www.museumofflight.org

(上)世界に3機あるライト兄弟の飛行機レプリカ (下)翼で揚力を出すためのカーブの技法の展示
(上)世界に3機あるライト兄弟の飛行機レプリカ (下)翼で揚力を出すためのカーブの技法の展示

ボーイングの初期工場の展示
ボーイングの初期工場の展示
実機の展示では747の初号機(左)に加えて大統領専用機(右)の中を見ることができるのもうれしい
実機の展示では747の初号機(左)に加えて大統領専用機(右)の中を見ることができるのもうれしい


(栗田正樹 記)

[コラム] 牡蠣とクラムチャウダー

さて、シアトルを訪問される方に私のおすすめをご紹介したい。まずは何と言っても海産物だが、牡蠣とクラムチャウダーが美味。牡蠣では市内桟橋にあるエリ オット Elliott’ Oyster Houseがおすすめ。いつも混雑しており、予約しておいた方が良い。牡蠣の種類はことのほか豊富で、広島や熊本の牡蠣をワシントン州で養殖しているものも賞味ができる。

 

クラムチャウダーでは、シアトル市の対岸にあるSalty’sというレストランでシアトルダウンタウンの夜景が美しい。このレストランのクラムチャウダーは小刻みされた唐辛子が入っており、程よい辛みが特徴で、白ワインに良く合う。アメリカのワインといえばカリフォルニアと相場が決まっているが、ワシントン州のワインも赤白双方、大変美味。レストランで30ドルから50ドルも払えば、リッチな味わいのものが賞味できる。

牡蠣ではエリオット Elliott’ Oyster House がおすすめ。いつも混雑しており,予約しておいた方が良い。
牡蠣ではエリオット Elliott’ Oyster House がおすすめ。いつも混雑しており,予約しておいた方が良い。

シアトル市の対岸にあるSalty’sというレストランのクラムチャウダーは小刻みされた唐辛子が入っており、程よい辛みが特徴で、白ワインに良く合う。
シアトル市の対岸にあるSalty’sというレストランのクラムチャウダーは小刻みされた唐辛子が入っており、程よい辛みが特徴で、白ワインに良く合う。