コンカルノー Concarneau

 

 


翌日、ホテルを一応チェックアウトし、スーツケースはホテルに預け、身軽になって一泊のコンカルノーツアーに出かける。漁労博物館はインターネットであらかじめ調べてあつたので概路は掴んでいた。海に突き出した城砦の中にあり、城砦の外には何隻かの実物も係留されている。沢山の模型で漁労についての説明を図解やジオラマで行つている。

 

マリージャンヌと名のついた模型は、同じ型の船はあつてもいくら探しても見つからない。この博物館の目玉展示の一つらしきマツージャンヌと同型のマグロ漁 船の6分の1の構造模型は同船を作つたことのある者には細部について興味深々ものだ。船首に書かれたCCはこの船がコンカルノー所属だという記号であり、 他のドゥアルヌネの船ならばDZとなることがわかつた。ガイドブックは2種類あつて一般案内用と漁法と漁船の歴史的発展を述べた Centre Histtriquc et Techntque がある。

 

後者はフランス語がわからなくても図版が多く理解しやすい。展示も大体このガイドブックに因つているようだ。ブティック(ミュージアムショップとは言わな い)で模型の図面は無いのかと訊ねると無いという返事。しかし帰り際に壁のショウウインドーを覗くとなにやら図面らしきものが展示されている。手招きして 「これ見せて!」。ミセーヌMMne(フオアスルの意味)というタイプのボートの図面であつた。だから見せ―ぬ???。

 

漁労博物館は海に突き出した城砦の中にある。
漁労博物館は海に突き出した城砦の中にある。
マツージャンヌと同型のマグロ漁 船の6分の1の構造模型
マツージャンヌと同型のマグロ漁 船の6分の1の構造模型

ほかの図面はないかと訊ねると同じものを出してきてこれ1種類だけという。だが実際には7種類もあつたことが後でわかる。コンカルノーからカンペールに戻 リホテルに預けておいたズージケースをピックアシブし、フランス国鉄SNCFとバスを乗り次いでカルナックに向かう。カルナックは船とは関係なくドルメン や巨石群の遺跡がある海岸の避暑地。せつかくのブルターニュなので一般観光を盛り込んだしだい。

シーフードのバイキング(ビュッヘ)で胃袋も満足。翌日タクシーをチャーターし荷物と共に巨石群を見て周りSNCFのオーレイ駅まで行つてもらい、ロシュ ホールヘと向かう。ロシュホールヘは直行で行くことが出来ずナントで乗換え。荷物を持つての乗り換えは重労働だが幸いなことに同じホームの反対側車線だつ たので助かつた。夕刻ロシュホールに到着。

 

(関口正巳)