しまなみ・とびしま海道記

ザ・ロープ40周年国内旅行記

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめに

木造帆船模型同好会というのが「ザ・ロープ」の本業?で2015年の今年創立40周年になるのだが、それが40年も続いているというのはそれなりの理由がある。少数派とはいえ船キチがこの世に絶えないことと、そのほとんどが…

2015年(平成27年)のザ・ロープ創立40周年記念行事の一つとして6月に行ったイギリス南部の旅行に続いて企画された国内旅行。瀬戸内海は古代より 大和に通ずる海上交通の要衝であるが、中でも芸予諸島はその中間に位置しており、寄港地としてまた船の修理地としても各時代を通して大いに栄えたところである。6組のご夫婦を含む22名が参加、11月10日から13日までの3泊4日の旅行となった。

 



1.福山城

現地集合、現地解散という旅は珍しいのだが今回はそれを利用して早立ちで福山城を見ることにした。新横浜駅まで歩いて5分というわが家の地の利を生かし て朝6時の始発という新幹線ひかり493号に乗り込む。ひかり号でありながら…

2.因島水軍城

福山駅の前にバスが駐車していて、弁当を買ったわれわれはそれに乗り込む。ぎりぎりで塩谷さんたちが入ってきたが「お一人様が遅れて後で合流しますから出発します」という案内でわれわれのバスは11時58分、福山から新尾道大橋を渡って…

3.大山祇神社

因島を出て生口橋を渡るとそこを生口島(いくちじま)という。この島を横切って多々羅大橋を渡ると大三島だ。こういう橋の名前と島の名前はぼくが調べたわ けではない。この旅行の幹事は頭が松原さん、手下が市川さんと田中嘉明さんで…


4.村上水軍博物館

大山祇神社を出たバスは来た道を少し引き返し、大三島から大三島橋を渡って伯方島に入り、さらに伯方・大島大橋を渡るとそこが大島だ。四国の目の前で、まっすぐ行けば今治市に着くが今回は四国へは寄らない。水城である今治城を…

5.民宿・千年松

結局いろいろ見て聞いて、博物館を後にしたのはもう午後5時に近いころで、あたりはかなり薄暗くなっていた。大島の東岸を斜めに縦断するように通り、最南端にある民宿千年松には5時半に到着。この宿は民宿と称してはいるがどうして…

6.瀬戸内のフェリー

民宿千年松の女将は夕べから従業員と同じ黒い作務衣を着て同じように働いていたから、最初はだれが女将かわからなかった。しかし、人品卑しからぬ佇まいでやっぱりそれと分かるから不思議なものだ。…



7.御手洗

大崎下島の東端に御手洗という街がある。ここはもう広島県の呉市に属している。大三島や岡村島は愛媛県の今治市だから、瀬戸内の島々の地域的な所属は複雑でよくわからない。やがてバスが停まるとそこが御手洗だった。「おてあらい」でなく…

8.松濤園周辺

御手洗を後にバスは大崎下島の北岸を通り、豊浜大橋を渡って豊島を過ぎ、豊島大橋を渡ると上蒲刈島に入る。ここは「安芸灘とびしま海道」の中ほどになる。 これはちょっと大きな島でその南岸を走り、蒲刈大橋を通れば下蒲刈島の東端に着く…

9.音戸の瀬戸

音戸の瀬戸というのは上の地図のように、呉市の南にある半島と倉島島との間にあるごく狭い海峡である。東から来る船が呉の港に入ろうとしてこの瀬戸を使わなければ、倉島島や江田島を大きく回らなければならない。…


10. 長門の造船歴史館

呉阪急ホテルは駅前にあってなかなか快適だ。朝飯を済ませてちょっと近所を見てこようとかみさんと2人でぶらりと出かけた。まあどこにもある都会の街並みだが、すぐに川があってその岸辺がよく整備されている。…

11.海上保安資料館

10時50分にバスが出発してまた呉市に戻り、11時32分に海上保安大学校に到着した。このころになるとぼくは完全に風邪の初期症状を呈していて何回鼻 をかんでも際限もなく出てくる。体中の水分が出てしまうんじゃないかと…

12.大和ミュージアムと鉄のくじら館

呉のハイライトはなんといっても大和ミュージアムだ。バスで市内のレストランへ行き昼食を摂ったのだが、もうかなりしんどくて、いつもなら何を食べたか、 いつどこに行ったかをかなり詳細に記録するのだが、いまメモを見ても…


13.入船山記念館とアレイからすこじま公園

地図で見ると呉駅からそんなに遠くないのだが、ちょっと高台になっている閑静な土地にバスが止まる。呉市入船山記念館という一角だが、ここに旧海軍の呉鎮守府長官官舎がある。昔は鎮守の森として八幡宮があったというが、…

14.海上自衛隊幹部候補生学校―旧海軍兵学校

 旅行最後の日になってあいにくの雨になった。土砂降りではないがそれでも結構降っている。まあこれまで晴天に恵まれたから、1日ぐらいはやむを得ない。 それでも兵学校の見学の時なのにな、とちょっと悲しい。海軍、海軍というと…

15.フェリーと市電

タクシーで小用の港へ着くと広島へはたくさんの便がある。われわれは13:33の船で行くのだ。広島行きはすべて高速船でフェリーはない。呉行きにはかなりフェリーがあるから、車で行く用が多いのかもしれない。雨はまだ降り止まない。…


おわりに

われわれは、いやぼくは日本のことを本当に知らないな、と思う。瀬戸内海はぼくの父親が生まれ育った土地で、出身地の岡山には子供のころ何回も行っているし、長じてからもいろいろ仕事上の関係もあって普通の土地よりも なじみが深い。…