45-31
オランダの砲艦
建造年/年代: | 1830年 |
国籍/建造地: | オランダ |
縮尺: | 1/43 |
キット/自作: | Mantua |
製作者: | 田中嘉明 |
製作期間: | 1年6ヶ月 |
オランダ海軍における砲艦の活躍はベルギー独立革命の英雄 ヤン・ファン・スペイクの名とともに知られている。スペイクは砲艦を率いてアントワープ包囲戦に参加し活躍したが、1832年艦と命を共にした。その様子は絵画にも残され、この模型は当時の雰囲気を再現できる一隻だ。
沿海の要塞に特化した砲艦は砲力重視の独特の構造を持つ。特に浅い内陸水路が多いオランダの砲艦は喫水の浅い平底構造に風下に流されない為のリー・ボードを両舷に持ち、他の帆船にはない雰囲気がある。今回キット・ベースで製作したが砲艦としての機能やスケール感を見直し、極力この雰囲気を再現できるよう努めた。
45-31
Cannoniera Olandese N.2
Period: |
1830 |
Nationality: | Dutch |
Scale: | 1/43 |
Kit: | Mantua |
Built by: | Yoshiaki TANAKA |
Work devoted: | 18 months |
45-32
ロイヤル・キャロライン
建造年/年代: | 1749年 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/47 |
キット/自作: | Mantua |
製作者: | 渡辺 愃二 |
製作期間: | 2年4ヶ月 |
この船は国王ジョージ2世(1683~1760)がキャロライン妃(1683~1737)を偲んで名付けられた。キャロライン王妃は学問、芸術に深い関心を示し、音楽家ヘンデルや物理学者ニュートンとも親交を結んでいた。
従来、諸先輩が華麗な作品を数多く発表しているので、作るのに恐れがあったが、この船のすばらしさを思うと作りたくなり、キットを頂き、Anatomyの本を借りて開始した。諸先輩の模型には到底及びそうもないので、自分の個性として彫刻の部分をオーブン粘土で作ることにした。外板材などは殆ど先輩から頂いた梨の木(福島産)を使用している。特に外板は梨の良さが出ていると思っている。
45-32
Royal Caroline
Period: |
1749 |
Nationality: | British |
Scale: | 1/47 |
Kit: | Mantua |
Built by: | Kenji WATANABE |
Work devoted: | 2 years & 4 months |
45-33
シーベック
建造年/年代: | 1570年 |
国籍/建造地: | フランス |
縮尺: | 1/49 |
キット/自作: |
Sergal |
製作者: | 松下利夫 |
製作期間: | 4ヶ月 |
3本マストに大きな三角帆で、多く風を受けスリムな船体に依って快速性も良く、大砲10門と旋回砲も備え、当時活躍されていた武装船。
45-33
Sciabecco
Period: |
1570 |
Nationality: | French |
Scale: | 1/49 |
Kit: | Sergal |
Built by: | Toshio MATSUSHITA |
Work devoted: | 4 months |
45-34
トゥルネーズ
建造年/年代: | 1823年 |
国籍/建造地: | フランス |
縮尺: | 1/75 |
キット/自作: |
Corel |
製作者: | 磯部博明 |
製作期間: | 10ヶ月 |
1823年8月に進水、バルセロナを拠点としたスペインとの戦いに参戦。1832年ブレスト地方で大掛かりなオーバーホールを施される。その後、1843年12月艦隊から姿を消すこととなった。
ザ・ロープの会員として初めての出展なので、当初の構想では各所に自分なりのカスタマイズを考えていた。だが、実際に作成し始めると試みは尽く失敗して、結局 図面通りに作成するのが精一杯でした。更に、粗が沢山目立つ作品となってしまった。次回は、より良い船を作成するぞ!と既に思っています。(懲りない性分なので・・・)
45-34
La Toulonnaise
Period: |
1823 |
Nationality: | French |
Scale: | 1/75 |
Kit: | Corel |
Built by: | Hiroaki ISOBE |
Work devoted: | 10 months |
45-35
プライド・オブ・ボルティモアⅡ
建造年/年代: | 1988年 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: |
Model Shipways |
製作者: | 中川宏人 |
製作期間: | 1年10か月 |
1812年のボルティモアでの戦争で活躍したクリッパーのレプリカ。150年後ボルティモア市のインナーハーバーの再生活動の目玉として1977年にボルティモア・クリッパーのレプリカを建造した。以後、9年間世界各地を廻り活躍したが最後の航海となった1986年ヨーロッパからの帰途スコールに会い沈没した。再度1988年プライド・オブ・ボルティモアⅡとして建造され現在に至る。
過去の出品作を見て、大変美しい船だったので自分も制作したくなりチャレンジ。キットではあるが自作部分が多く金属部品以外は図面を見ての自作となった。造船所の雰囲気を極力出そうと工夫した。結構苦労したが楽しい時間だった。
45-36
エンデバー
建造年/年代: | 1934年 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/80 |
キット/自作: |
Amati |
製作者: | 松下利夫 |
製作期間: | 4か月 |
アメリカズ・カップのレースに参加して数々の実績を上げた。英国の技術の粋を集めた流線型の船体が美しい革新的なレーシング・ヨット。
45-36
Endeavour
Period: |
1934 |
Nationality: | British |
Scale: | 1/80 |
Kit: | Amati |
Built by: | Toshio MATSUSHITA |
Work devoted: | 4 months |
45-37
HMB バジャー
建造年/年代: | 1770年頃 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: | JoTika |
製作者: | 佐藤憲史 |
製作期間: | 1年6か月 |
18世紀後半のカリブ海の英国海軍基地にはバジャーの名の小型艦が連続して就役した。そうした一隻が1777年6月ポーツマスまで航行し、船体が計測され、図面が描かれた。
キットはこの図面を基に作られ、「ネルソンが最初に指揮した艦」と謳っている。しかし、この艦は英国より帰還後、水漏れが激しく同年11月廃船にしたとの記録があり、その場合、翌年1月ネルソンが指揮したのは、図面の無い同名の次の艦になる。船体は自作し、舵輪・大砲・窓枠など金属部品とデッドアイはキットのもの。
使用図面:スミソニアンのハワード・チャペルの図面
45-37
HMB Badger
Period: |
1770 |
Nationality: | British |
Scale: | 1/64 |
Kit: | JoTika |
Built by: | Kenji SATO |
Work devoted: | 18 months |
45-38
レディ・ネルソン
建造年/年代: | 1803年 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: | Amati |
製作者: | 三田村勝 |
製作期間: | 7ヶ月 |
18世紀後期から19世紀前期にかけて典型的な英国海軍のカッターである。船の大きさに比べ大きなセールを採用することでスピード性能を高め、その速度を活用した偵察や報知任務にはずば抜けていた。キール長約16m、幅約5.3m、排水量約60トンで将校と船員の定員約30名。武装は3ポンド砲10門と12丁の旋回砲。
大きな船は完成後置き場に困るので、この船を選んだ。模型製作に楽しみを感じてやっているが、作業に掛ける時間に制約があるため、気持ちが先走り途中のミスに気付かず後になって判り、納得できる完成品にならず後悔している。
45-38
Lady Nelson
Period: |
1803 |
Nationality: | British |
Scale: | 1/64 |
Kit: | Amati |
Built by: | Masaru MITAMURA |
Work devoted: | 7 months |
45-39
武装ランチ
建造年/年代: | 1803年 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/24 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 上野宣孝 |
製作期間: | 12ヶ月 |
1本のマストに3角形のセールを1枚つけて帆走も出来るが、漕ぎ手を乗船させて、オールを利用して移動が可能な小型船。船首に大砲を装備して、戦闘にも参加できる。
安価で容易に入手可能、簡単な工具で加工可能な素材を利用して、作品全ての部分を自作しました。市販品を流用せずに、製作する過程を楽しんでいます。
使用図面:Panart の図面
45-39
Lancia Armata
Period: | 1803 |
Nationality: | British |
Scale: | 1/24 |
Kit: | Scratch-build |
Built by: | Nobutaka UENO |
Work devoted: | 12 months |
45-40
ルビーⅡ
建造年/年代: | 1810年 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/48 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 堀岡長紀 |
製作期間: | 24ヶ月 |
当会の元副会長・故 竹内久氏が19世紀前半の英海軍の使用を想定してスクラッチ・ビルダーのために設計したトップスル・スクーナー。非常に帆走性能が優れており、哨戒、郵便輸送、沿岸警備など幅広い用途に使用されていた。
現在、当会会員向け「中級者製作講座」を実施しており、その題材として使用している。10年以上前に描かれた図面であるが、10枚もあり非常に丁寧で初めてのスクラッチ・ビルトであったが図面に助けられた。特にセール・リギングの図面は5枚もあり大いに参考になった。
45-40
Ruby II
Period: | 1810 |
Nationality: | British |
Scale: | 1/48 |
Kit: | Scratch-build |
Built by: | Takenori HORIOKA |
Work devoted: | 24 months |
45-41
トップスル・スクーナー
建造年/年代: | 1814年 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/48 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 瓜生法男 |
製作期間: | 12ヶ月 |
この船は実在しませんが、19世紀初頭の英海軍の小型艦として製作しました。2本マストのトップスル・スクーナーで8門の3ポンド砲を搭載。小型・快速で航洋性が良く、本国や海外植民地で哨戒、沿岸警備など、時には私掠船として使われたことを想定しています。
この模型はザ・ロープ中級講座用として作成され、未完成です。この講座を通し正しい図面/情報さえあれば船体を自由に組み上げられることに重点を置いています。関連模型として透明箱のフレーム、船尾骨組み模型も併せて展示しました。小さい模型だが艤装・リギングがしっかりしており、作る楽しみを与えてくれます。
参考資料:故・竹内会員作図「RUBY-Ⅱ」10枚セット
45-41
Topsail Schooner
Period: | 1814 |
Nationality: | British |
Scale: | 1/48 |
Kit: | Scratch-build |
Built by: | Norio URIU |
Work devoted: | 12 months |
45-41
スペインのガレオン船
建造年/年代: | |
国籍/建造地: | |
縮尺: | |
キット/自作: | |
製作者: | 福田正彦 |
製作期間: |
横浜帆船模型同好会の西谷さんから提供いただいたガレオン船の写真からペン画にした。比較的コントラストの強い絵画で、その点は書きやすいが白波の表現に苦労した。
45-41
Period: | |
Nationality: | |
Scale: | |
Kit: | |
Built by: | |
Work devoted: |