45-10
ロイヤル・ウィリアム
建造年/年代: | 1719年 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/60 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 土屋勝司 |
製作期間: | 12ヶ月 |
英国の104門第1級戦列艦として1719年ポーツマスで建造された。この艦は同名の3代目の艦で、戦闘で破壊した2代目の艦を解体し、使用できる部分を使い、最新の装備にして建造し直したものである。硬質の木材を冬伐採し火で焦がし使用した。ケベックの攻城戦やジブラルタルの海戦など、多くの戦闘で活躍した。
使用図面:英国国立海事博物館(NMM)の図面とユーロ・モデルのキット図面
45-10
HMS Royal William
Period: |
1719 |
Nationality: | British |
Scale: | 1/60 |
Kit: | scratch-build |
Built by: | Katsuji TSUCHIYA |
Work devoted: | 12 months |
45-11
ロイヤル・ジョージ
建造年/年代: | 1715年 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/192 |
キット/自作: |
自作 |
製作者: | 坪井悦朗 |
製作期間: | 2年 |
ロイヤル・ジョージは同名の艦が4隻ある。1673年ポーツマス工廠で進水したロイヤル・チャールズが、1693年にウーリッチ工廠で再建造を行いHMSクイーンと改名された。その後、この艦は1715年にまた再建造されロイヤル・ジョージとされた。約40年後の1756年に新造艦のロイヤル・ジョージが建造され旧艦はロイヤル・アンと再改名され1767年に解体された。
参考資料:Building a Miniature Navy Board Model Philip Reed著
45-11
HMS Royal George
Period: |
1715 |
Nationality: | British |
Scale: | 1/192 |
Kit: | Acratch-build |
Built by: | Etsuro TSUBOI |
Work devoted: | 24 months |
45-12
オナイダ
建造年/年代: | 1812年 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/48 |
キット/自作: |
自作 |
製作者: | 彦沢正明 |
製作期間: | 6ヶ月 |
合衆国海軍ブリッグOneida は1812年の戦いにおいて米国の他のどんな戦闘艦よりも多く英国との戦闘を経験したが、建造中の事故で船体が歪んでいて走行性能が悪く、そのため目立った戦果を挙げることは無かった。唯、船体の作りが頑丈であった、またフレームとフレームの隙間(ルーム)に塩を詰めてありこれが船体の腐食を防止した。そのため戦後も商船として29年の長きに亘ってオンタリオ湖で運行された。
アナトミー・シリーズで学んだ帆船の構造の知識を2次元の図面から3次元に立体化して整理してみた。特に次のことに留意して製作した。各骨組みの接合、カロネード砲の固縛、排水パイプ、船倉のバラスト、建造風景のフィギュアの配置など。
45-12
Oneida
Period: |
1812 |
Nationality: | American |
Scale: | 1/48 |
Kit: | Scratch-build |
Built by: | Masaaki HIKOZAWA |
Work devoted: | 6 months |
45-13
エマ C. ベリー
建造年/年代: | 1866年 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/32 |
キット/自作: | Model Shipways |
製作者: | 山口桂一郎 |
製作期間: | 1年 |
米国コネティカット州ノアンクのR.&J. パーマー造船所でジョン・レイサムによって造られ、船長の娘にちなんで名づけられた最も古い現存するスループ型小型漁船である。
長さ39.2ft ビーム14.6ft
内部が構造模型のような作りになっているので、一部をカットモデル風にし修理中のジオラマにした。
45-13
Emma C. Berry
Period: |
1613 |
Nationality: | Japanese |
Scale: | 1/80 |
Kit: | WoodyJOE |
Built by: | Tatsuya AKAMICHI |
Work devoted: | 14 months |
45-14
マリービル
建造年/年代: | 1884年 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/75 |
キット/自作: |
自作 |
製作者: | 安藤雅浩 |
製作期間: | 1年 |
マリービルはミシシッピ河のセントルイスからニューオリンズ間1,920㎞を運航した貨客船で、蒸気駆動による外輪で航行した。ミシシッピ河の接岸時の水深と流木による外輪破損を考慮して船体の喫水は浅く、平底型で外輪は船尾に取り付けた。このため燃料の木材置き場、ボイラーとエンジンはメインデッキに設置し、客室は2、3階に設置するアメリカ独特の外輪船になった。アメリカのミュージカル映画「ショーボート」の舞台になったミシシッピのスチーム・ボートの船体形状に興味が湧いて製作した。難しかったのは外輪とデッキの手摺り。
使用図面:ビンセンツォ・ルッシの図面
45-14
Marieville
Period: |
1884 |
Nationality: | American |
Scale: | 1/75 |
Kit: | Scratch-build |
Built by: | Masahiro ANDO |
Work devoted: | 1 year |
45-15
ビーバー
建造年/年代: | 1835年 |
国籍/建造地: | イギリス |
縮尺: | 1/64 |
キット/自作: |
自作 |
製作者: | 佐藤憲史 |
製作期間: | 5年 |
ハドソンズ・ベイ・カンパニーが北米大陸北西岸の地理調査や毛皮を集めるために派遣した小型蒸気船。1874年 売却されタグボートとして使われたが、1888年バンクーバー近郊で座礁しその生涯を終えた。この船はカナダのアイコン的な船である。
バンクーバーのモデラーがわざわざ来訪するので、旧作ではあるが少し手を加え、歓迎の意味で出品した。
使用図面:The Hudson's Bay Company's 1835 SS BEAVER
45-15
Beaver
Period: |
1835 |
Nationality: | British |
Scale: | 1/64 |
Kit: | Scratch-build |
Built by: | Kenji SATO |
Work devoted: | 5 years |
45-16
琵琶湖の丸子舟
建造年/年代: | ~20世紀 |
国籍/建造地: | 日本 |
縮尺: | 1/25 |
キット/自作: |
自作 |
製作者: | 関口正巳 |
製作期間: | 6ヶ月 |
日本海沿岸で普及したオモキづくりの船の存在は歴史書などで知っていたが、神奈川大学常民文化研究所所蔵の近藤友一郎制作の模型を観る機会を得て、興味を覚え制作の動機となった。同大学研究所長の昆教授のもとを訪れ、同船に関する資料とご指導を頂いた。その結果、復元船が琵琶湖博物館にあること、実物船が滋賀県の北淡海・丸子船の館に展示されていることを知り、訪問。模型製作に必要な資料を収集した。
丸子船はメインの材料は槙材で構成されているので、「もくもく」(材木店)に出かけ、槙材を調達。我が家で製材できる程度のサイズに製材してもらった。
45-16
Maruko-bune of Lake Biwa
Period: |
- 20th century |
Nationality: | Japanese |
Scale: | 1/25 |
Kit: | Scratch-build |
Built by: | Masami SEKIGUCHI |
Work devoted: | 6 months |
45-17
小早型鰹釣船
建造年/年代: | 江戸時代~明治中期 |
国籍/建造地: | 日本 |
縮尺: | 1/48 |
キット/自作: |
自作 |
製作者: | 岩本和明 |
製作期間: | 6ヶ月 |
船足の早い小早船(軍船)をもとにして江戸から明治まで使われた焼津の鰹漁船。明治時代には15~16人の漁師が乗って遠州沖や伊豆近海を漁場として活躍した。徳川家康が焼津から久能まで渡るにあたり焼津の漁船が警護に随伴したが、天候悪化でいくら漕いでも進めなくなった。このため江戸時代は漁船の艪は7本までと決められていたが、特別に八丁櫓を許されたいわれがある。竜骨の無い和船なので床の一部を空けて中が見えるようにした。材料は解体した障子枠のヒノキを製材した。
参考資料:ウッディジョー「八丁櫓」図面、焼津大覚寺全珠院奉納の実船、焼津漁業資料館と焼津民俗資料館の模型
45-17
Kobaya-type Bonito Fishing Boat
Period: |
|
Nationality: | Japanese |
Scale: | 1/48 |
Kit: | Scratch-build |
Built by: | Kazuaki IWANOTO |
Work devoted: | 6 months |
45-18
肥後藩御座船 泰寶丸
建造年/年代: | 18~19世紀 |
国籍/建造地: | 日本 |
縮尺: | 1/62 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 田中武敏 |
製作期間: | 2年 |
①御座船は主に西日本の諸大名の参勤交代の輸送手段として活躍。 ②泰寶丸は波奈之丸とともに肥後藩の御座船で 全長30m、64挺の小艪を持つ。
③航路は 熊本(陸路)大分(御座船)大阪(川御座船)伏見(陸路)江戸。あ旅程は約40日。
御座船の資料は極めて少ないので、船の科学館や熊本博物館などにご協力いただいた。平面図と側面図から断面図を起し、屋形部分は現存する「波奈之丸」の屋形を参考にした。図面がない部分は推定で製作した。木材はヒノキ、水性工芸うるしを使用。
参勤交代は藩の財政ひっ迫の一因にもなったが、御座船の華やかなイメージを感じて頂ければ幸いです。
45-19
忍路丸
建造年/年代: | 1907年 |
国籍/建造地: | 日本 |
縮尺: | 1/70 |
キット/自作: | WoodyJOE |
製作者: | 伊土伸明 |
製作期間: | 8ヵ月 |
札幌農学校水産学科の初代練習船として日本海、オホーツク海で練習航海を行った。トップスル・スクーナーとして建造されたが、翌年にはブリガンティンに改装される。1913年 補助機関を増設、1926年退役。退役後は少年団日本連盟の練習船“義勇和邇丸”(ぎゆうわにまる)として東南アジアへの遠洋航海も行った。1938年 三重県沖で座礁。貨物船“海勢丸”として再生されたが、1944年 空襲により炎上した。
2隻目を作るにあたり、カタログで忍路丸の名を見て、子供のころ海水浴に行った忍路を懐かしく思いだしこの船に決めた。
45-19
Oshoro-maru
Period: | 1907 |
Nationality: | Japanese |
Scale: | 1/70 |
Kit: | WoodyJOE |
Built by: | Nobuaki IDO |
Work devoted: | 8 months |
45-20
日本丸
建造年/年代: | 1984年 |
国籍/建造地: | 日本 |
縮尺: | 1/160 |
キット/自作: | WoodyJOE |
製作者: | 霞 崇 |
製作期間: | 1年6ヵ月 |
2代目日本丸は1984年乗船人員190名を収容するに十分な近代的居住設備と教育設備を完備した練習船として住友重機械工業にて竣工した。全長110m、総トン数 約2,500t、航海速力13ノットを誇る世界でも有数の大型帆船である。
45-20
Nippon-maru
Period: | 1984 |
Nationality: | Japanese |
Scale: | 1/160 |
Kit: | WoodyJOE |
Built by: | Takashi KASUMI |
Work devoted: | 18 months |
45-21
サスケハナ(黒船)
建造年/年代: | 1850年 |
国籍/建造地: | アメリカ |
縮尺: | 1/96 |
キット/自作: | 自作 |
製作者: | 高成田潔 |
製作期間: | 2年9ヶ月 |
「泰平の眠りを覚ます上喜撰、たった四杯で夜も眠れず」これは、嘉永6年(1853年)浦賀沖に来航したペリー率いる4隻の黒船(蒸気船)を高級茶(上喜撰)にかけた江戸中が大騒ぎする世相を風刺した狂歌である。
本模型は、ペリー提督の旗艦SUSQUEHANNA(サスケハナ)である。日本遠征の後、地中海艦隊、南北戦争では北軍艦として活躍した優秀な軍艦であったが、その資料は少なく、わずかな絵や写真を基に製作した。この船の特徴である、左右の蒸気機関で回る外輪、それを覆うカバーの形状、煙突、可動式ブルワークなど、これまで製作した帆船にはない構造の表現に苦心した。
45-21
Sasquehanna
Period: |
1850 |
Nationality: | American |
Scale: | 1/96 |
Kit: | Scratch-build |
Built by: | Kiyoshi TAKANARITA |
Work devoted: | 2 years 9 months |