第29回帆船模型展-1

Photo Gallery of the 29th Annual Exhibition 2004



29-01

宗王朝の交易船

13世紀後半 宗
1/50 スクラッチビルト
肥田 純 Jun Hida

青森のみちのく北方漁船博物館にあるローチャ形のジャンク(19世紀)の復元船を時代考証に基づき13世紀中頃(宗王朝)の交易船に改造し、NHK大河ドラマ「北条時宗」の撮影に使用したもの。ドラマの中では宗の商人謝国明(北大路欣也)の持ち船として使用された。



29-02

サンタマリア

Santa Maria


1492 スペイン
1/65 アマティー社
金丸信次郎 Shinjiro Kanamaru

1492年に、コロンフスが黄金の国ジパングを目指して航海レたときの旗艦。僚船は二ーナとピンタ。この模型は作者が講師を務めたNH K青山文化センターの帆船模型教室で、教材用に製作した2 隻の内の一隻。



29-03

サンタマリア

Santa Maria


1492 スペイン
1/65 アマティー社
奥村英二 Eiji Okumura(一般)

 

上記、NHK青山文化センターの帆船模型教室に参加し、初めて製作した帆船模型。キットを買えばすぐに製作できるものと思っていたが、道具を工夫したり仕様をよりよいものに変更したりで大変だった。しかしその過程が面白く、引き続き2作目、3作目にチャレンジして行こうと思っている。



29-04

サン・ファン・バウティスタ

San Juan Bautista


1588 スペイン
1/55 デアゴスティーニ社
赤股 清 Kiyoshi Akamata

1588年、イギリス遠征を目指レたスペイン艦隊に参加したガレオン船。このキットは毎週少しずつ部品提供され、それ組み立てるというもの。図面が無く、 指導書に従って作るほかないため、次の部品との接続がうまくいかず苦労した。



29-05

ハーフ・ムーン

Half Moon


1609 オランダ
1/50 コーレル社
高橋 宏 Hiroshi Takahashi

ヘンリー・ハドソンが1609年にオランダ東インド会社の依頼により、ヨーロッパからインドへ行く北方航路を発見するための探検航海に使用した小型のガレオン船。この航海の途中、ハドソン湾を発見した。外板は非常な手間をかけて縁を面取りして貼った。



29-06

ハーフ・ムーン

Half Moon


1609 オランダ
1/50 コーレル社
大野 弘 Hiroshi Ono

イギリスの探検家ヘンリー・ハドソンは、ヨーロッパからインドへ行く北方航路を発見するための探検航海を数度行っている。ハドソンが4度目の北方航路の探検を行ったとき、部下の反乱に遭い、未開の土地に置き去りにされ、以後その行方はわからない。



29-07

ラ・クローヌ

La Couronne


1636 フランス
1/100 コーレル社
木村 護 Mamoru Kimura


黄金の悪魔と恐れられたイギリスのソブリン・オブ・ザ・シーズに対抗して造られた砲72門艦。オランダの造船技術を導入して作られたこの船は大変優れた設計であった。キットの図面は資料と異なる部分が多く、修正可能な部品は極力作り替えた。



29-08

ラ・クローヌ

La Couronne


1636 フランス
1/200 スクラッチビルト
岩田和己 Kazumi Iwata(一般)


帆船模型はこれで4隻目になる。今まではキットを作ってきたが完成すると大きくなりすぎ、置き場所に困ってしまう。そこで30年ほど前に買ったイタリアのLusci氏の本を参考にスケールダウンして取りかかったが、小さいため一般の蟻装パーツが使用できず、ほとんど自作するハメになった。



29-09

ソブリン・オブ・ザ・シーズ

Sovereign of the Seas


1637年 イギリス

1/78 マンチュアセルガル社

名川喜八(一般)

 

「最強の戦列艦を造れ」というチャールズー世の令により建造された第一級戦列艦で「海の帝王」という名を持つ。船体を覆う装飾は金箔が貼られて黄金色に輝き、「黄金の悪魔」と恐れられた。この船の莫大な建造費捻出のため、チャールズー世は国民に重い軍艦税を課した。これが彼を断頭台に送る原因となったのである。



29-10

ヨット・メアリー

Yacht Mary


1646年 イギリス

1/54 マモリ社

彦澤正明 Masaaki Hikozawa

 

クロムウェル死後の王政復古で復位したチャールス二世に、亡命先だったアムステルダム市が寄贈したョット。すっかりョットに魅せられた王は在位中に28隻もの王室ョットを所有することになる。 ョットとは王室の遊艇のことで、現在でも王室専用船は帆船でなくともョット(ロイヤルョット)という。

 



29-11

ヨット・メアリー

Yacht Mary


1646年 イギリス

1/54 マモリ社

山口幸一 Koichi Yamaguchi(一般)

 

アムステルダム市から寄贈を受けた後、英国では1 年間ほど海軍の艦艇として使用し、その後政界、財界の重要人物の沿岸航行に供されたが、1675年ダブリンからチェスターに向かう途中坐礁して沈没した。1971 年沈没現場が発見され検証、復元の結果、メアリーが今日のョットの原形であることが確認された。

 



29-12

プリンス

H.M.S. Prince


1670年 イギリス

1/140 アエロピッコラ社

大橋弘治 Koji Ohashi

 

砲100門の第一級戦列艦。当時は大艦の建造に際レて事前にそのスケールモデルを作リ、海軍省及び国王の承認を得ることが義務づけられていた。この艦の模型は現在サイエンスミュージアムで見ることが出来る。縮尺//140という小さなサイズの中で実船に近づける様苦労した。

 



29-13

フリードリッヒ・ウィルヘルム

Friedrich Wilhelm

 

1680年 ブランデンブルグ

1/50 ユーロモデル社

和田元夫 Motoo Wada

 

900㌧・砲56門、250人乗組みであった。1692年7 月アフリ力西岸沖のケ一ブべルデ諸島において3隻のフランス艦と闘い勇名をはせた。1693年10月、フランスの70門戦列艦と闘いこれを沈めたが、自らも傷つき 1 火災を起こし沈没した。船名は海軍力の強化に力を注いだウィルヘルム侯爵の名前による。