スター・フライヤーに身を任せて

―2013年バルト海クルーズの私的報告―

福田 正彦


2013年8月5日、コペンハーゲンの見学を終えてスターフライヤーの甲板に上がると喫煙テーブルで栗田さんが一服やっていた。相変わらず止められないんだなあと思いながらもやあやあご無事で、と遅れて参加した仲間をみんなが歓迎する。コーヒー片手に現れた夫人の敦子さんも加わってこれで全員揃った。


2005年、セイルアムス2005では18人の仲間とオランダはアイセル湖で小さな帆船サクセスに乗って帆走し、運河の土手で帆船パレードを見た。また2008年にはタイのプーケットからスタークリッパーに乗り込んでアンダマン海を1週間帆走した。主要空港を民衆に占拠されて4日間旅が延長するというおまけ付きでもあったが、帆船の旅は素晴らしい。そんなこんなの仲間が忘れがたい帆船での旅をもう一度、と1年も前から計画していたのが今回の旅だ。

 


INDEX

プロローグ  再び素敵な仲間と

 

せっかく素敵な仲間と旅をしたのだ。その思いを残しておこう。何の制約もなく思いを綴ろう。だからこの記録はぼくの偏見に満ちたものだ。もし、おい、それ違うよという向きがあるならば、また違った旅行記が見られるに違いない。

❚第1日 ハンブルグ(Hamburg) /ドイツ

 

そんなことはどうでもいいが、われわれ本隊は成田からオランダ航空でアムステルダムに飛び、更にハンブルグまで飛んだ。ぼくは飛行機が好きだけれどもエコノミーで11時間はかなりしんどい。どうもねぇと思っていたら霞さんがいい方法があるという。

 

❚第2日 エーア島 /エロスコービン(Aroskobing)/デンマーク

 

バルト海の航海といってもいったいどこへ行くのか、渡された書類ではさっぱりわからない。幸い霞さんが調査してえらい離れ小島に行くんだぜと資料をくれたが、場所そのものはグーグルマップに頼るしかないのだ。

 

❚ 第3日 コペンハーゲン(Copenhagen)/デンマーク

 

前方にドーバー海峡ほどではないと思うのだが、白い崖を見ながら8時には朝食。今朝は卵2個の目玉焼きを注文する。「フライドエッグス プリーズ、サニーサイドアップ」と気取ってみたが、フライパンにはどこにも蓋がない。

 

第4日 ヘルシンボリ(Helsingborg)/スウェーデン

 

コペンハーゲンからほぼ真北に行くとデンマークとスウェーデンに挟まれたカテガット海峡がいちばん狭くなっているところがありそれをエーレスンド海峡というようだ。

 

 

❚ 第5日  クリスチャンソー(Christianso)/

ボーンホルム島グルイエム(Gudhjem/Bornholm)

今回の航海範囲の東端にボーンホルム島という島がある。スウェーデンの南にあるかなり大きな島だがデンマーク領になっている。この島のほんの少し右上、つまり北東にいくつかの小さな島の塊がある。普通の縮尺で地図を見ても発見できないぐらい小さな群島だ。

 

❚ 第6日 ビンツ(Binz)と リューゲン島(Rugen)/ドイツ

 

ボーンホルム島はデンマーク領だが、バルト海西域をぐるっと一回りして到着するのがリューゲン島でここはもうドイツ領になる。ほとんどポーランドに近い地域だが、ここはドイツで最大の島だという。

 

❚ 第7日 ヴァーネミュンデ(Warnemunde)

ロストク(Rostock)/ドイツ

いよいよ最後の寄港地ドイツ本国のヴァーネミュンデに今日は着く。ここでの行動は多くて一体どうすればいいのかみんなで寄り寄り話し合う。ロストクへ行きたいがフェリーでは時間がかかるから、エンジンルームの見学をどうしようとか女性陣は…

 

❚ 第8日 ヴァーネミュンデ(Warnemunde)/ドイツ

 

この日の朝、ドアの下に1枚の紙が入っていた。クルーに対するチップを払ってくれるだろうかという請求書ではないがまあ要請書だ。本船では日常のチップはまとめて後で払うことになっている。

 

❚ 第9日 トラフェミュンデ(Travemunde)/ドイツ 

エピローグに代えて

 

昨夜は最後の夜ということで、寒い甲板から戻ったピアノバーで寄り寄り集まってああじゃこうじゃと写真を見ながら話が弾んだ。もうみんな百年も前からの友達のようで寄り集まっても違和感はちっともない。中心はやっぱり正式に写真の修業を積んでいる岩崎さんになる。



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33-31 マルタの貨物船 Leudo  1/32 東康生 Yasuo AZUMA
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