はじめに

しまなみ・とびしま海道記 ―ザ・ロープ40周年国内旅行記―


 
 

木造 帆船模型同好会というのが「ザ・ロープ」の本業?で2015年の今年創立40周年になるのだが、それが40年も続いているというのはそれなりの理由があ る。少数派とはいえ船キチがこの世に絶えないことと、そのほとんどが老人の集まりであろうとも意気軒高としているからである。好奇心の衰えることはなく、 いささかその範囲は狭いとはいえ何にでも鼻を突っ込みたがる。だから40周年記念の海外旅行でのイギリス行きには、その目的があまりにも専門的に過ぎて会員の夫人連から総スカンを食った。

 

そ の反省があったかどうかは知らないが、同じ記念の国内旅行には「しまなみ・とびしま海道」という、折しも和田竜さんの「村上海賊の娘」が有名になったこともあって、夫人連にいささかのアピールをもたらす効果もあり、また総スカンの同情もあったのかもしれないが、6組の夫妻が参加するという異例の快挙となった。安藤、田中、塩谷、川島、松原そしてぼくのところの夫妻6組である。

 

瀬戸内海という場所は沿道の列車から見ることは多いし、また客船クルーズで海から見ることも何回かあった。しかしその島々を実際に訪れる機会はまずない。実際に島の中に入り込んでいろいろ説明を聞くと、水軍という表立った面と一緒にこの海域の水運がいかに発達していたかまた朝鮮通信使の通路と饗応がいかに頻繁に行われたかを知ることになった。恥ずかしながらぼくにとってこれは新しい認識といっていい。

 

ザ・ロープは公式に国内旅行の報告書を何人かに依頼して公表する予定だ。従ってこの小文はぼく個人の「旅の思い出」として書いておく。せっかく珍しい体験をしたのだ、残しておくのも無駄ではなかろう。 一緒に旅したかみさんがそう後押しをしてくれたせいもあるのだが。


福田正彦 

 


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